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闇夜 ページ4
ザァァ、と雨の降る音。
「や、やめてくれっ…っ…‼‼」
さっきまで強気だった目の前の男はガタガタと肩を震わしていて。
それが面白くて。
「くくっ…。バイバイ。」
手を開き剣を生み出す。
そしてそのまま相手にぶっ刺す。
「うぁぁぁぁぁぁぁぁ…!!!!!!」
耳を塞ぎたくなるような叫びの後、ぐったりとして動かなくなった物体。
しゃがみ込んで手を翳すと体が青く包まれてそのまま自分の手へと吸い込まれる。
能力者という生物が生まれ能力者同士の争いが生まれた。
そして普通の人間は違う場所に避難し能力者だけがこの街に残された。
まだ止まない雨の中、傘を差さず歩く。
体が冷えて行くのがわかる。
あるビルの一室。
昔はとある会社だったそのビルは今はもう誰も使っていない。
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作者名：Sora | 作成日時：2019年5月23日 21時
