【2j3j】踊ってたら知らないうちに応募されてた件

１９．咎人（剣持）sido ページ21

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特に何もない秋晴れの土曜日

事務所のマネージャーさんから
呼び出しがあったので

僕と隣の男
同期兼相棒の伏見ガクはわざわざ
東京の事務所に来た。


マネージャーさんからの要件は
来月あたりに大きな案件があるらしいので
用意しといてくれというものと

にじフェスに関してだった


緊急で呼び出されたので、
結構時間もかかるだろうと
一日予定を開けてきたのだが

そこまで
時間がかからなかったため

僕らは一日フリーの日が出来てしまったわけだ。


剣持「どうしましょうかね、
　 暇になっちゃったけど」

という問いの返事は
久々の咎人コラボしようというものだった。

そこで僕が以前からやりたかったゲームをやろう
ってことだったのだが

伏見「で、何のゲ ームやりたいんだっけ？」
剣持「あぁ、、この「Over cook」
　 と言う物なんですけどね、、」


伏見「え？！これ3人でやるゲームなんじゃ？！？」

そうこれは3人用のゲームだ
つまり僕たちのほかにもう一人いる。

伏見「どうするんですか〜？」
剣持「ん〜、、、」

今は土曜日の午前中だ。
おそらく大方のライバーは寝ているか
休日を楽しんでいるだろう。

そんな中呼び出すのも申し訳ない。

伏見「ん〜、、いったん配信室行かない？
　 もし途中で誰かライバーに会ったら
　 誘えばいいじゃん」

配信室にいるライバーがいたら誘う、、


剣持「まぁ、それでいいよ。
いなかったらいなかったで考えるからさ」

といい、二人で歩いていた時だった



？？「すいません！！！」

といきなり声を掛けられる。

藍色の髪をハーフアップで止めており
パステルカラーのパーカーを着ていた。

見たところ僕と同学年ほどの女子高生のようだ


なにかと尋ねると
配信室の場所を教えてほしいとのことだった。

丁寧に場所を教えると、
大きな声でお礼を言って踵を返していった。


しかし、僕と達は目を合わせて
頷き合うと、その子を引き留めた。

配信部屋に行くのはたいていライバーだ。
つまりこの子はライバーである可能性が高い、



それなら、、


誘うしかないだろう


だが申し訳ないが見覚えがない
なんて言うライバーなんだこの人は？


その子をゆっくり観察していると
それに気づいたのか、慌てて自己紹介をしてきた。

『すいませんッ気が利かなくて、
　先日デビューとなりました、朝霧 Aです！！
　初めまして！どうぞよろしくお願いします！！！』




新人さんか


あｯｯｯｯｯｯ


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