5つめ。 ページ5
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マイク「賽は投げられてんぞ！！？」
その言葉に、周りの受験生達は走り出す。合わせてAも飛び出した。
出遅れた！と後ろから追いかけてくる緑髪の彼に、肩越しに振り返りつつ、またにこりと笑う。靴の向きを変え、ぱっと通路に潜り込んだ。
『ねぇ、くまさん、どうすれば勝てるかな？』
自身の個性でぬいぐるみのくまを先頭に歩かせ、後ろをゆっくり歩く彼女には、時間など関係ないようだった。
『あ、…いいこと思いついちゃった。』
にこり、怪しげに笑って建物の隙間を抜け出す。目の前には2ポイントの仮想敵。好都合。
『ねぇ、君、遊べば楽しそうだね。そうだなぁ…
仲間、集めておいでよ。』
加楽多Aの個性は、イタズラにぬいぐるみを操るだけではない。彼女が
『みんなであそぼうよ』
そうしたら、そのロボットは当然の様に向きを変えて走り出した。
『…そうでしょ？いい考えだよね！くまさんも、こんなにおっきいロボットは初めて？』
彼女の前を歩いていたくまのぬいぐるみは、こくりと頷いた。
『そっか、わたしも！』
そうして、ぶらぶらしていれば、ものすごい地響きがなった。見れば、大量の仮想敵。1ポイントから3ポイントまで、ざっと30前後。
Aの口角が上がった。
『よくできました。やっぱり、君たち、遊べば楽しそう！
ね？あ、そうだ！
綺麗な花火はもっと楽しそう！』
そう言い切った瞬間に、ものすごい轟音と共に、目の前の仮想敵が爆発した。それを筆頭に、次々に爆発していく仮想敵たち。
『うん、やっぱりあなたたち、とーっても楽しい！！』
にこり、また満足気に彼女は笑った。
・
マイク「おいおいおい！何だあいつの個性！？ちょークレイジーじゃねぇか！！」
エクト「この短時間で38ポイント稼ぐか…」
ミッド「あらいいじゃない！何でも持ち込みありの入試にぬいぐるみを持ち込むなんて、中々可愛い子じゃない？個性も気になるし、私この子応援するわよ」
根津「…あの子は受かるだろうね。しかし、あんなに強い個性だと大変そうだ」
爆発系統の個性か、と誰かが言った。それを壁に背を預けていたイレイザーヘッド異、相澤消太が否定した。
相澤「爆発系統の個性なら、最初、路地裏に逃げ込む必要が無い。むしろ気になるべきは仮想敵が仮想敵を引き連れてきた事だ。」
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ちゅる(プロフ) - すごく面白くて初めて感想描いてみました、、いままで読んできた小説の中で一番設定が好きです！ (11月11日 0時) (
レス) id: aed173f286 (このIDを非表示/違反報告)
えと(プロフ) - 応援してます！ (2023年2月21日 2時) (レス) id: ee7dad60ab (このIDを非表示/違反報告)
⚪︎△ - 家での様子見てみたいです！おうえんしてます！！ (2022年12月7日 20時) (レス) id: 5a19af4b70 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - この作品一番好きです！ 応援してます！！ (2022年12月6日 22時) (レス) @page36 id: 9bac72a933 (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 可愛い 好きすぎます 頑張ってください!! (2022年9月20日 17時) (レス) @page29 id: badda1f22b (このIDを非表示/違反報告)
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