30話 ページ32
その頃＿＿＿男たちは島にある店を貸し切りにし、飲めや歌えやの大騒ぎをしていた。
「お姉ちゃんかわいいね〜〜！このあとどう？」
「やだぁ〜〜サッチさんったら♡」
白ひげ海賊団の男たちは、世の女たちの憧れだ。ましてや、本船に乗る奴らが来るとなれば、どうにか気に入られようとするものが多い。
男たちも久しぶりの女たちにデレデレと鼻の下を伸ばしていた。
そんな中、ただ静かに酒を飲むマルコ。
「ったく……あいつら調子に乗りやがって」
「ま、今日は久しぶりだからな……多めにみてやろうや」
「イゾウ……」
そこに現れたイゾウ。
イゾウはマルコに酒を注いでやると、隣に座った。
「ところで……ハルタのやつが来てねぇんじゃねぇか？」
「あぁ、そういやあ……みてねぇよい」
キョロキョロと見渡してみても、ハルタの姿は無い。
とは言え絶対来なくてはいけないという訳ではないので、マルコとイゾウはすぐに気にしなくなった。
そうしてしばらく談笑していると、不意に声をかけられた。
「マルコ隊長、イゾウ隊長〜！私たちのことも構ってくださいよ〜」
振り返ると、露出の多い服で着飾り、酒を持つ女たち。
いつもマルコやイゾウは女たちの人気を集めていた。
しかしながら、マルコは「興味ねぇよい」と一蹴するだけだった。
「マルコ隊長つれない〜！」
「俺にはもう最高の女がいるんだよぃ。イゾウも同じだろぃ？」
「そりゃあうちのお姫様のことか？それならもちろんさね」
そんな会話をしていると、Aに会いたくなってきた。
きっとオヤジと楽しそうに酒や食事を楽しんでいるであろうかわいい妹の姿を思い浮かべると、自然と頬が緩む。
今日は早く帰ろうか＿＿＿
そんなことを考え始めたそんな時だった。
突然、店の扉がたたかれた。
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ピーちゃん - とても面白くて愛らしかったし (2022年10月28日 20時) (
レス) @page42 id: e9f23f5dc7 (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - ３４５回も会議やっての笑った!!!めちゃ面白い!!!これからも頑張ってください!!! (2022年10月13日 12時) (レス) @page37 id: 407d8a27ca (このIDを非表示/違反報告)
センカ(プロフ) - tottemo_ringoさん» ありがとうございます！！夢主ちゃんはわがまま末っ子気質なもので困りますね笑好きになっていただけてとても嬉しいです…！優しいお言葉とても力になります！ (2022年8月22日 0時) (レス) id: cff8d00b59 (このIDを非表示/違反報告)
tottemo_ringo(プロフ) - 今日初めて読みました。最初は主ちゃんに対して、なんやこの子！めっちゃわがままやんけ！といい印象ばかりではなかったものの、期待し読んでいくうちに完全にオチました。主ちゃんの性格と、周りの関係や反応がとても好きです。無理せず、更新お願いしたいです！！ (2022年8月9日 3時) (レス) @page37 id: 4137b5ba4e (このIDを非表示/違反報告)
センカ(プロフ) - みなさま大変お久しぶりです。長い間こちらの作品を放置しておりましたが、最近になってちょっとだけ書きたくなって戻ってきました。今後続けて連載していくかは未定です。書きたくなった時だけ書きます。あまり期待せずに暇つぶし程度に見てくださると嬉しいです。 (2022年8月6日 20時) (レス) @page36 id: cff8d00b59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：センカ | 作成日時：2019年8月18日 18時
