気だるげな彼女 【マホト】

#24 　おかしい　マホトside ページ25

おかしい。


いつも女を騙したあとは気分がいい

その間かくがおかしいのかもしんないけど

こんな気持ちになったのははじめてだった


家に帰ってからも

「Aだから」

その気持ちに気づかないように

体調が悪いとみんなに伝えて

自室へ入って布団を被る

マ「.......。」

布団から目を覗かせて

天井を見つめれば

相「マホトーご飯ー」


下の階から相馬の声が聞こえた

体を動かそうとするも

鉛のように重くて

声も出さないまま寝返りをうった


サ「親方ー」

返事をしないから呼びにきたのか

サグワの階段を上る音が聞こえる

その音が痛いぐらいに頭に響く

サ「親方ー飯だよー？」


マ「....いらない」

サ「まだ調子悪いのー?

　 あ、そういえば今日出掛けたってことは

　 前に来たAちゃん?突き放したんでしょw

　 まぁ相馬さんにはご飯いらないって言っとくねー」


サグワがドアを閉める


マ「.........っ」


他人に言われて初めて、自分のしたことの

重みが分かる

関係切っちゃったら、もう自分からは近づけない。

何で？何でAだけ。

Aだけ特別なんだろう

女なんてどれも一緒だって

自分が一番分かってるはずなのに

自分の手で壊したはずなのに。

俺の手で、Aは壊れたのに。


この気持ちがなんなのかとっくに分かってるのに

その言葉を口に出してしまったら戻れなくなる。

俺は、嫌な過去を引きずってずっと意地を張っていた






￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
お久しぶりです...

すいません2日休みましたああ

応援してくださっている方には

申し訳ないです.....

そんな更新の少ないこの作品ですが

お気に入り様が300人いきました!!

この前200になったばっかだったのに...

ありがとうございます‼

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