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☆4☆ ページ4

#空港#


18時37分。

札幌発の飛行機が東京に到着した。

だけどまだ手続きが残っているため、彼はまだゲートから出てこない。




そうこうしているうちに20分以上経ってしまった。

お腹がすいたので、ベンチに座りながらコンビニのおにぎりを頬張る。




ヒロト「Aちゃん、お茶ちょうだい」

A「はいよ」

ヒロト「ありがと...Aちゃんも飲む?」

A「飲む」



スモールサイズのペットボトルをヒロトから受け取り、自分も一口飲む。



A「まだかなぁ」

ヒロト「もうすぐじゃない?」





すると。




緑川「あっ!いたいた!」

ヒロト「ほら、きたよ」

A「うん、来たね」




動かないでいると、緑川は近づいていた。




緑川「もうっ、2人して座っちゃって。親友が1年ぶりに帰ってきたのに立ち上がってもくれないのかい?」


A「何事も諸行無常よ」


緑川「それ使い方違うから」


ヒロト「おかえり、緑川」


緑川「ただいま!」




相変わらず緑川の笑顔は眩しいなぁ。





A「おかえり。さ、行こう。2分後にバスが来る」


緑川「えっ、2分?俺晩飯まだなのに。買う時間ない感じ?」


A「大丈夫。コンビニでおにぎり買っといてあげたから」


緑川「ほんと??ありがとう!」


ヒロト「さっき2人で全部食べちゃったけどね」

緑川「えっ」


A「紀州梅とかつおたたき。おいしかった」


緑川「そんなぁ〜(泣)」


A「嘘だよ、もう。ちゃんと緑川の分も残ってる」




スーツケースを引っ張っている緑川にカバンの中のビニール袋を見せる。

すると彼はまた笑顔に戻った。









#家#


パソコンのキーを叩きながらポタージュのカップをまた口に運ぶ。

吐息が一瞬で暖かくなった。



A「はぁ」



テレビ前のちゃぶ台は普段あたしが占領している。

昨日は空港まで緑川のお迎えで疲れたからすぐ寝てしまった。

だから今日は朝4時起きで、9時半に家を出るまでレポート。




カタン


音がして、リビングの入り口に現れたのは緑川。

時計を見ると朝の6時前。

☆5☆→←☆3☆



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ノコ(プロフ) - 再開、嬉しいです。ななっちさんの作品はどれも心に染みます。ありがとうございます。大切に読ませていただきます。 (2020年5月27日 1時) (レス) id: a7f52ab7e6 (このIDを非表示/違反報告)
ななっち(プロフ) - Lakeさん» こちらこそありがとうございます〜 (2020年5月26日 20時) (レス) id: 6b7ac9b579 (このIDを非表示/違反報告)
ななっち(プロフ) - ムスメ3さん» ありがとうございます! (2020年5月26日 20時) (レス) id: 6b7ac9b579 (このIDを非表示/違反報告)
Lake(プロフ) - 更新ありがとうございます〜! (2020年5月26日 20時) (レス) id: 7e7ce81c15 (このIDを非表示/違反報告)
ムスメ3(プロフ) - おかえりなさい (2020年5月26日 20時) (レス) id: 87b01b0a04 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななっち | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/trhthe/  
作成日時:2018年2月14日 23時

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