【文スト×ヒプマイ】天才と天災

天才 ページ10

萬屋ヤマダにて






「二郎、三郎ちょっといいか」




「どうしましたか？一兄」

「どうしたの？兄ちゃん」








「実はな………」









＿＿＿＿＿＿









＿＿＿









僕達は一兄から、


近頃
違法マイクと共に危険なモノが巷で出回っていることや

ディビジョン内に蔓延る
タチの悪いギャング集団が
次々と制圧されていることを聞いた









「違法マイクとギャング…この2つは何か関係してるのでしょうか？？」




「いや、詳しいことはまだ分からないんだ……





だが、危ないモンが裏から出回ってるっつーことは警戒するに越したことはない


2人とも、気をつけろよ

何かあれば、すぐマイクを使うんだ」





「はい！

自分の身は自分で守らなければなりませんので！」




「分かったよ！兄ちゃん！







けどよ、その危険なモノってなんなんだ？


もしかして銃とか爆弾だったりして……」




「ハッ！


相変わらず、低脳の考えてることは単純だなぁ！



今のご時世、銃なんて持ってたら
金属探知機が反応して即刻
刑務所行きだよ

今はどの貿易船にもセンサーがついてるからね！

まぁー、銃の存在を自由自在に操る奴がいたら

どうにもならないけど」




「ンだと！？


そうだとしても

可能性はあるかも知んねぇだろ！？



そういうお前はなんだと思ってんだよ！？」



「僕はヤクのほうだと思うね！！」









「けど、三郎よぉ





そうやって決めつけてっと、後で痛い目見ても知らねぇからな！！！！」









「おい！！！お前ら

すぐそうやって喧嘩するのやめろ！！」


ｺﾞｯ!!!!






「いっ…！！？？」



「痛いよぉ……兄ちゃん……」









「ったく……


二郎の言うことも、三郎の言うことも



どっちも間違ってねぇよ！！





だから、お前らもっと仲良くしろ！！」






「はい…」
「うん…」

天才→←天"災"

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す