【文スト×ヒプマイ】天才と天災

天才 ページ27

……何かがおかしい









ココ最近、頭の中から何かがスッポリ抜け落ちたような感覚がする









「あれ、このボードゲーム………







いつ買ったんだっけ………？」









＿＿＿＿









＿＿









＿









弟が最近、変だ






俺は遊び呆けてばかりいるから帰りが遅いのは………まぁ、いつものことで。





俺の弟、三郎は

最近は誰とも遊ばず、部屋に篭っている






前は数日続けて、金髪くんが家に遊びに来ていたのを覚えている






……あの三郎の喋り声が廊下まで響いてたのは新鮮だったな









金髪くんの………顔は、あんまり思い出せない



そばかす……があったような、無かったような…？？




マズイな、俺の頭の悪さが限界突破してきてるぞ……







「なぁ、三郎ー」






「……なに」




「お前、最近アイツ連れてこねぇの？




ほら、アイツ。



金髪くん」






「はぁ？？僕の知り合いに金髪の奴なんて居ないけど？」









「…は？」









「それより低脳、今日もまた寝坊して一兄に怒られたらしいな。
全くお前ってやつは……そろそろ学習しろよ」









「………」









「…な、なに黙ってんのさ。



気持ち悪……ッ」









三郎は、そう言って俺の前から去った









……？


………あいつ、物忘れが俺より酷くなったな…

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