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ようやく見ることができた彼女の推し活とやら。
俺的ジャッジではかなりのガチ勢の枠に収まって、そして思い出してしまったことがある。
ご機嫌に二階からパソコンを持ち出し、CDの山の内の1枚をエンコードしている彼女の背中に不安がよぎる。
ひくっ、と唇の端がつり上がるのを感じた。
＿＿もしや一般でライブ参戦するつもりじゃねぇよな、と。
そうであったならまず一大事。
彼女はまず声優で、その前提にプラスして彼女自身のファンに傷付けられた過去があるのだ。
勿論、RGとRBにそんなのがいるとは思ってはいないが、なにせ彼女には前例がある。…次は無いとは言い切れない。
そう思って投げ掛けた質問に彼女はこれまたとても良い笑顔で答えたのである。
『両日参加する』と。
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「…ダメです。」
『えっっ、なっなんで…！』
間髪入れずに振り返った彼女が絶望に満ちた表情と声色を投げてきた。つい数秒前との落差が凄く、自分で口に為たのに早速後悔が押し寄せる。
やっぱ良いよ！！！！と抱き付いてすり寄りたい衝動をぐっと飲み込む。ごめん司ちゃん。人には退いてはならない時がある
俺的その時が今。
「司ちゃん、君もね声優で芸能人なの」
『で、でも前バレなかったよ？』
「…その前ってのはいつ？」
『紀章さんの誕生日の時の…
あの宮野さんとサプライズでの時！』
あれ自腹だったんかい
「あの時と今じゃ司ちゃんの知名度違うでしょ」
『そ、そうだけど…マスクやサングラスで変装とかすれば』
「そんなことしたら逆に居ますよって言ってるもんじゃない？」
『うっ…』
しょんぼりとしている彼女の様子に垂れ下げた耳と尻尾の幻覚を覚えて小さく首を振った。
可哀想ではあるけど、俺がここで譲るわけにはいかない。
あんな堂々と守ると宣言してしまったし
…俺自身あの思いをもう一度なんて死んでもごめんだ。
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愛夢(プロフ) - 紀章さん好きには堪らない作品ありがとうございます!!更新頑張ってください！ (2023年2月6日 18時) (
レス) id: 1fb4caaf97 (このIDを非表示/違反報告)
最小幹部 - Yuiさん» Yuiさん、返信大変遅くなってしまい申し訳ありません。コメントありがとうございます！マイペースに更新しているのでまた覗いて頂ければ幸いです(*^^*) (2022年2月6日 20時) (レス) id: 1b7127d9e3 (このIDを非表示/違反報告)
Yui(プロフ) - 紀章さんファンなんで小説を作成してくれてすごい嬉しいです！続きを楽しみにしてます！ (2022年1月16日 13時) (レス) @page5 id: 3c14c8fbd4 (このIDを非表示/違反報告)
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