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主「みんな、ご飯を食べる前に紹介させてね。
今朝鍛刀された剣国永くんです」
『、っ』
鶴「ほら剣！」
『、ふ、』
主「いいよ鶴丸。
刀種は和剣、鶴丸の弟だそうです。見ての通り少し臆病みたいなんだけど、仲良くしてあげてね〜」
鶴「まったく…」
ズラリと並ぶ刀剣男士の姿にすっかり怖気付いた剣は、その目が向けられると体を小さくさせ、鶴丸に厳しくされついに涙を零した。
燭「…お口に合わないかな？」
『ぁ、』
鶴「食事にまで怖がってどうする。ほら、これを持て」
初めて見る食事に距離をとって鶴丸の後ろに身を半分隠していた剣。
鶴丸と反対隣に座っていた燭台切が声をかけるとますます身を隠したが、鶴丸が引っ張り前に座らせる。
用意されていたスプーンを手に握らせ、そのまま操って食事を口元に持って行く鶴丸。
鶴「ほら、口開けろ」
『んー、』
鶴「周り見てみろ、みんな食ってるだろ？大丈夫だから、ほら」
イヤイヤと首を振る剣に鶴丸がひとつ溜息を吐くと、そのまま剣のスプーンを自分の口元に持ってきて食べる鶴丸。
その様子を泣きそうになりながら見ていた剣を確認して、再びスプーンで掬い上げる。
鶴「ほれ、俺が食べても大丈夫だっただろ。口に入れて、顎を動かして噛んでから飲み込むんだ」
『っ、ふ、』
鶴「泣くなよー、何が怖いんだ？」
イヤイヤと首を振りながら涙を零した剣を膝の上に座らせると、自分の食事を口に運びながら時折剣の口にも持って行く。
鶴丸が食べている様子をじっと見ていた剣だったが、口に運ばれるとすぐ鶴丸の着物に顔を埋めて避けてしまう。
鶴「せっかく光坊が作ってくれたのに、勿体無いだろ」
燭「いいよ鶴さん、無理矢理食べさせて食事が嫌いになっても困るしね」
鶴「ごめんな光坊」
顔を埋める剣の頭を鶴丸がぺちっと叩くと、肩をびくっと跳ねさせる剣。
食事が終わり、鶴丸が食膳を下げようと立ち上がれば剣は慌てて後をついて行く。
鶴「こら剣、歩きづらいだろう」
『兄上ぇ、』
廊下を歩く時も着物を掴んでついてくる剣に鶴丸が溜息を吐いて向き直ると、不安気な顔で見上げている剣。
鶴「いいか、俺はこの後資材を集めに行く。その間は留守番だ」
『っ行きます、』
鶴「今日来たばかりのお前は無理だ。一期の弟たちと遊びながら待ってろ」
『っ兄上ぇ、』
鶴「んあぁ歩き難いっての」
置いて行かれると理解した剣が鶴丸の腰に抱きついた。
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新参審神者(プロフ) - 咲くやさん» ありがとうございます* 仕事などの息抜きに更新していく為やきもきさせてしまうかもしれませんが、お付き合いいただけると嬉しいです(^ω^)これからもよろしくお願いします＊.° (2018年7月8日 0時) (
レス) id: edf31ffc2e (このIDを非表示/違反報告)
咲くや - 面白くて続きが気になります 更新頑張ってください。 (2018年7月2日 23時) (レス) id: 2369d330ed (このIDを非表示/違反報告)
新参審神者(プロフ) - 夕月蝶さん» ありがとうございます！溺愛しすぎず厳しすぎずないいお兄ちゃんですよね…私もそう思います…(作者)w これからもよろしくお願いします♪ (2018年6月1日 15時) (レス) id: edf31ffc2e (このIDを非表示/違反報告)
新参審神者(プロフ) - 第一部隊さん» ありがとうございます！頑張ります(*ﾉ∀`*) (2018年6月1日 15時) (レス) id: edf31ffc2e (このIDを非表示/違反報告)
夕月蝶 - とても、面白かったです！ 剣ちゃん可愛いです！！ 鶴さん、いいお兄ちゃん！！ これからも、頑張って下さい♪♪ (2018年5月31日 21時) (レス) id: 4346033303 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：新参審神者 | 作成日時：2018年5月22日 17時
