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《番外編》クリスマス ページ18

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短刀たちがそわそわしながら楽しみにしているクリスマス。


鶴丸は剣にとっては初めてのクリスマスをどう演出してやろうかと考え、しっかりとサンタ役もこなし、あとは喜ぶ顔を見るだけだとほっとして眠りについたのだが。


次の日鶴丸を始め伊達の者たちを起こしたのは剣の泣き声だった。


鶴「いい加減泣き止んでくれよ…」

太「ほら、怖くないぞー?俺ももらったしな!」

燭「何が怖いかわからないからねぇ…中身を見たら大丈夫かな」

大「そもそもサンタの存在が怖いんじゃないか」


枕元に置いてあったプレゼントは、当たり前ながら寝る前にはなかったもの。


朝起きて目に入ると、真っ先にそれを投げて遠くにやった。


燭「鶴さん、あの中身って壊れるものじゃない?大丈夫?」

鶴「大丈夫なはずだ、からくりとかじゃないからな」

太「え、サンタが何を剣にあげたか知ってんのか!?」


しまった、という顔をした2振りに大倶利伽羅が呆れる。


鶴「あーほら、あれだ、そのー、」

燭「僕たちは、貞ちゃんたちがいい子だったかどうかをサンタに教えなきゃいけないからね!」

太「あーなるほどな!そうだよな、サンタがずっと見てるのは無理だもんなぁ」


燭台切の必死のフォローを信じる太鼓鐘に、2人の胸が痛む。


剣の泣きが落ち着いてきたところで、大倶利伽羅が包みを回収して剣に渡す。


『っやだ!』

鶴「何でだよー、せっかくサンタが来てくれたのに」

太「そうだぞ剣、見るだけ見てみようぜ!」


受け取らない剣の代わりに鶴丸が受け取ると、包みを開ける。

中に入っていたのは鶴丸と一緒の襟巻きと手袋。


鶴「お!俺のと一緒だなーよかったなー!」

『ふ、ぅ、いっしょ、?』

鶴「そうだぞー、おぉ!似合うな!」

太「あぁ!かっこいいぜ、剣!」


鶴丸と一緒であることが大きかったようで、そのまま外そうとはしない剣にホッと胸を撫で下ろした鶴丸だった。


鶴「(予定してた驚きはまた来年、だな)」





***



お久しぶりです、作者です。

下半期が想定外に忙しく、中々創作意欲も湧かずお待たせしてしまいました…。

その間にも沢山の方がお気に入り登録をしてくださり、感謝、感謝です。

ありがとうございます!

滑り込みセーフなクリスマスネタでした(*ノ∀`*)

全国のサンタさん、お疲れ様でした。

メリークリスマス!

【作者より】→←十七



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新参審神者(プロフ) - 咲くやさん» ありがとうございます* 仕事などの息抜きに更新していく為やきもきさせてしまうかもしれませんが、お付き合いいただけると嬉しいです(^ω^)これからもよろしくお願いします*.° (2018年7月8日 0時) (レス) id: edf31ffc2e (このIDを非表示/違反報告)
咲くや - 面白くて続きが気になります 更新頑張ってください。 (2018年7月2日 23時) (レス) id: 2369d330ed (このIDを非表示/違反報告)
新参審神者(プロフ) - 夕月蝶さん» ありがとうございます!溺愛しすぎず厳しすぎずないいお兄ちゃんですよね…私もそう思います…(作者)w これからもよろしくお願いします♪ (2018年6月1日 15時) (レス) id: edf31ffc2e (このIDを非表示/違反報告)
新参審神者(プロフ) - 第一部隊さん» ありがとうございます!頑張ります(*ノ∀`*) (2018年6月1日 15時) (レス) id: edf31ffc2e (このIDを非表示/違反報告)
夕月蝶 - とても、面白かったです! 剣ちゃん可愛いです!! 鶴さん、いいお兄ちゃん!! これからも、頑張って下さい♪♪ (2018年5月31日 21時) (レス) id: 4346033303 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:新参審神者 | 作成日時:2018年5月22日 17時

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