隙をついたはず、が… ページ30
フウカside
ノックオンの後に聞こえた声は。
チ「おい、フウカ来てないか？」
ギクッと表情が固まってすぐにアサヒに小さく言った。
フ「コソ)お、お願いだからどいてよ、めっちゃ見られたくないんだけど？」
アサヒは怪しく笑ってへぇ、と顔を近づけてきた。
あ「何で、やの？」
な、何でっ？
そんなの、アサヒに言える訳ないじゃんかっ！
『チトセが好きでこれ見られて勘違いされたくないから』なんてアサヒに言ったら、間違いないバラされる。
フ「何の理由があって、アサヒに言わないといけないのさっ！」
さっきよりちょっとだけ大きくしてアサヒに叫ぶと面白そうにあたしを見る。
あ「お前、チトセ、かぁ？」
フ「っ！？」
初対面の、しかも男にバレるなんて、何てついてないんだあたしはっ！
隠そうと思ったけどもう遅い。
あ「そーかそーかぁ…悪いなぁ、変な風に見られるもんなぁ…。」
フ「あーっ！黙ってよっ。知ってるの、カイとアリスとアンタだけなんだからっ！」
そう言うと力を抜いたらしいアサヒがふーん？とニヤニヤしている。
お蔭であたしの腕を握るアサヒの手の力が緩んで…隙間ができた。
隙は出来た。今しかない。
あたしは隙をつき、とりゃあっとアサヒを突き飛ばした。
フ「覚悟しなさいアサヒーっ！」
思ってもいなかったのか、アサヒの瞳は大きく見開かれる。
あたしは上手くいったと勝利の笑みを浮かべてベットから華麗に降りた…
はずだった。
膝がベットに思った以上に入り込んで、少しよろめいて。
それが全ての始まりで。
ふらぁっとそのまま倒れこみかけて咄嗟に手をついたのが間違いだった。
…あたしが手をついたのはアサヒの顔の丁度、横。
アサヒがベットに仰向けになっているところへ、運悪くもあたしがかぶさる形になってしまったのだ。
フ「あ…っははは…。」
苦笑いしているけど、実際には真っ青になっているに違いない。
運が悪すぎる。
逃げようと思って手を退けようとした時だった。
チ「おい、アリス？」
そういう声と共にガチャっと扉が開かれる。
え、待って待って入ってきたのって絶対…
チトセでしょ！？
勘違いはご遠慮ください。→←たまたまな出来事、なはずなんだけど…っ！？
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ケイ(プロフ) - リンゴジュースさん» 私はバッチリチトフウ派ですっ！でも、最近カイフウも良いかなって思い始めました(笑) (2020年4月3日 6時) (
レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴジュース - これってチトフウですよね？ところで、ケイさんは何フウ派ですか？私はカイフウ派です。 (2020年4月2日 23時) (レス) id: 7ba3f40de7 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - リンゴジュースさん» そんなにっ！？(笑)嬉しすぎて頬がにやけます。。(←ヤバい奴です) ありがとーございます♪ (2020年3月31日 15時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
リンゴジュース - なんど読んでも、面白い！凄すぎる (2020年3月31日 15時) (レス) id: 7ba3f40de7 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - のんのんさん» いやぁありがとうございました！のんのんさんの言葉、すっごく心に染みてましたよ〜〜 嬉しかったです。良ければ友達なりませんかっ？ (2020年3月31日 9時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケイ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/snow17111/
作成日時：2020年3月17日 18時
