あたしの親友 ページ4
フウカside
フ「つーいーたーっ」
息を上げながら教室になだれ込み、机に突っ伏して目を閉じる。
「おいチトセ、大丈夫かよ」とかいう、腐れ縁を心配する男子の声が聞こえて思わずニタリと口角が上がった。
ざまあみろ。醜態をさらせ！←
思いつつ、あたしも朝から疲れ果てて何も出来ないんだけどね。
机に突っ伏したまま、あたしは今のこの時に感謝した。
だって遅刻したんだもん、絶対怒られると思ってたんだけど…
(パティ先生いなくて良かったぁ……)
そう、奇跡的に先生はいなかったのだ。
フ「先生の鬼の顔、見なくて済む…」
これは奇跡としか言いようがないよねうん。。
安堵のため息を零し、再び夢の中へ引きずり込まれそうになっていると
？「もぉ、フウカちゃんったらぁ。時間通りに来ないとだめじゃなぁい。」
フ「んえ？」
抜けた返事を返すと「まあ、フウカちゃんらしいけど…」と言ってクスリと笑った。
成績優秀で天使みたいに優しーあたしの自慢。
カリン。緑の城の王女で大親友。
ママ同士も仲が良くて、小さいころから一緒なの。
まぁ小さい頃から、と言えばチトセとは赤ちゃんの時からの仲なんだけどね。
カ「ところでフウカちゃん、宿題はちゃんとやってきた？」
ぼんやり過去を振り返ってると、途端にカリンがあたしの顔を覗き込んでそう聞いてくる。
フ「ゲッ…それ聞く？」
未だに昨日配られた(勿論やってない)くしゃくしゃの宿題プリントが入っているのを思い出し、ひっそり冷や汗を流す。
グッとのけ反りながら、そぉっと目線を外すとカリンの盛大な溜息が聞こえた。
カ「んも〜やらなきゃいけないでしょぉ。ホラ、プリント出して。」
フ「えぇーーーーっ…」
言いながら思い出すのは、そのプリントの問題諸々。
確か…苦手だった問題が山ほどあった気がする！
ただでさえ出来ないあたしに対する最悪な地獄の課題だったよね！？
フ「ヤダーーーーっ！ますます分かんなくなってノウミソ爆発するしっ！！」
駄々をこねるけれど、優しいカリンは時に厳しい。
カ「『ヤダ』じゃありません！もー…わたしが教えてあげるからぁ」
フ「絶対出来ないしっ！」
カ「出来ないじゃないの！やるかやらないかでしょ！」
めっっ！と念を押すように言う彼女に、打たれ弱いあたし。
仕方なく肩を下げて降参の旗を振りながら
フ「…分かったよー。。」
としか言えなくなってしまった。
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爽(プロフ) - お久しぶりです元・ケイの爽です。お陰様で40,131 hit頂いております、いつもありがとうございます((これからも宜しくお願い致します…！ (2021年5月19日 21時) (
レス) id: 82f3ba1a1a (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - 皆さんお久しぶりですケイです！！なんと35.498hit頂いております。非常に感激です。これからもご贔屓の程よろしくお願い致します。 (2020年7月13日 17時) (レス) id: b0b3a08d76 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - みるくプリンさん» ありがとうございますっ！！！！本当に嬉しいです！ (2020年5月22日 15時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
みるくプリン(プロフ) - お待たせしました。｢イベント参加者様の作品をアドバイスさせて下さい！｣と言う作品に書かせて頂きました。見てくださると嬉しいです！それと、右の☆をポチらせて頂きました。 (2020年5月22日 15時) (レス) id: 7db76bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
ケイ - アイリさん» ありがとー！ちょーうれしいです♪更新が遅くなってしまう日もありますけど…これからもどうか見ててくださるとうれしーですっ！ (2018年10月3日 18時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケイ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/snow17111/
作成日時：2018年8月22日 21時
