登校中に ページ3
フウカside
フ「ヤバヤバじゃーーーーん！」
言いながら、ホウキをぶっ飛ばしてたら…前に誰かいることに気が付いた。
…とはいえ、全速力で飛ばしていたホウキを今更止めるなんて無茶出来ない！
フ「ちょっとーーっっそこどーーいーーてぇえええええええっ！！」
？「…は？」
ドカッ！
…案の定前の人とぶつかってしまい、危うくホウキから振り落とされるところだった。
必死でホウキにしがみつき、安定したところで額の痛みに気付く。
フ「いったぁ…！？」
(あっぶないなぁっ『どいて』って言ったよね！？)
額を抑えてしかめっ面で顔を上げた先にいたのは……ムカつくほどの整った顔。
？「ってーなっ！どこ見てんだっ」
…この声は…
フ「チトセ！どっこみてんのーっ！？」
チ「お前に言われたかねーよ！どーせ寝坊したんだろ！」
フ「うっさいわ！あんたこそ、お兄さんたちに目覚まし時計止められたんでしょわかってんのよー！」
コイツはチトセ。あたしの幼なじみ…とゆーか腐れ縁。
そして恐ろしい事に、こんな奴でも一応青の城のプリンス。
驚くべきはこっからなんだけど。
コイツ、青の城の『１３番目』のプリンスなの！13だよ１・３！笑っていいからっｗ
目立たない故に影も薄いし、ホントにコイツが？ってなる部分もある。
その点じゃ一人っ子で良かったよね、イジられなくて済むし。
顔を上げたチトセは、怖い程整った細い眉をピクリと動かしてあたしをジロッと睨みつけた。
チ「うるせーっお前とは違ーんだよっ！ あーあーセシルさんもかわいそーだよなーっ！」
フ「なっ！セシルはカンケーないでしょーっセ・シ・ルはぁーーっっ！」
その時。
ゴォーーーー……………ン…
タイミングが良いのか悪いのか、学校自慢の大きな鐘の音が重く響き渡る。
チ／フ「…ヤバァ」
顔を見合わせて真っ青になったあたしは、すぐにチトセに詰め寄った。
フ「さいっあくっ！アンタのせいであたしは遅刻して一か月日直の刑よっ！」
チ「知るかよっ！遅刻する方が悪いっ」
フ「とかいいながら今、遅刻してんだからね！？」
ホントはもっと喚きたいけど…今のあたしたちにそんな時間の余裕なんてない。
フ「毎日ツイてないってのに、アンタと出会うとますますツイてない日になりそうじゃん！」
チ「俺を疫病神扱いすんな！」
言いたい放題喚きながら、学校までマッハの如くホウキをかっ飛ばした。
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爽(プロフ) - お久しぶりです元・ケイの爽です。お陰様で40,131 hit頂いております、いつもありがとうございます((これからも宜しくお願い致します…！ (2021年5月19日 21時) (
レス) id: 82f3ba1a1a (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - 皆さんお久しぶりですケイです！！なんと35.498hit頂いております。非常に感激です。これからもご贔屓の程よろしくお願い致します。 (2020年7月13日 17時) (レス) id: b0b3a08d76 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - みるくプリンさん» ありがとうございますっ！！！！本当に嬉しいです！ (2020年5月22日 15時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
みるくプリン(プロフ) - お待たせしました。｢イベント参加者様の作品をアドバイスさせて下さい！｣と言う作品に書かせて頂きました。見てくださると嬉しいです！それと、右の☆をポチらせて頂きました。 (2020年5月22日 15時) (レス) id: 7db76bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
ケイ - アイリさん» ありがとー！ちょーうれしいです♪更新が遅くなってしまう日もありますけど…これからもどうか見ててくださるとうれしーですっ！ (2018年10月3日 18時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケイ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/snow17111/
作成日時：2018年8月22日 21時
