変な気持ち ページ17
アリスside
フ「アリス、バイバーイッ！」
ア「また明日ーっ！」
別れる時も一際フウカの声は明るく大きく聞こえる。ので私も自然と大きな声が出た。
大きく手を振っていると隣で…たんこぶを2つ付けたまま、私と同じように彼らを見送る幼なじみがいて。
ユ「…ホントに大丈夫なんだろーなぁ。」
ア「大丈夫だってば、もー。心配性なんだからっ！」
さっきから何度も何度も同じことを言ってるのだけれど、余程心配らしい。
まぁ心配な心を向ける殆どは…
ユ「
主にフウカなのだろうと、私は推測する。いやもう確実だろうけどさ。
さっきから金色の女の子の名前しか口にしていないユウに、流石に痺れを切らせてそう突っ込むと分かりやすく口調が早口になった。
ユ「んでフウカが出てくるんだよおかしいだろっっ！べ、別に何とも思ってないし感じてないし、フウカだけじゃなくて他の二人もちゃんと心配だし、それに俺はっ…」
そこまで言って、何かを思い出したかのようにハッと口を閉ざすユウ。
え何さ、気になるじゃんその続き。
ア「『俺は』何よっ？続き教えてっ」
鋭く目敏くそう問うけど、パッと目線を逸らして私の額にデコピンをかました。
ア「痛っ」
ユ「何でもねぇし続かねぇ！！さっさと帰んぞ！」
突っぱねたきり少しも振り向かずに、不貞腐れたユウは帰り道をスタスタ歩き出す。
取り残された私は、その背中を見つめて「ちぇ」と口をへの字に曲げた。
(ユウってホント、全然素直じゃないなー)
それに全然可愛くないし。…あ、男って可愛くなくていいんだっけ。
ユ「早くしろーっ！ったく、おいてくからなっ！」
ア「あ、ハーイ！」
余計な事を考えていると既にホウキで浮遊しているユウを見つけて、慌てて校門へ足を進める。
フヨフヨホウキで浮かぶユウを見て思い出すのは、ほんのり頬を赤く染めてはにかむ彼。
何だかそれを見たら妙に切なく、苦しく、寂しくなってきて。
ユウと私は、ずーっと一緒。…そう思ってたの私だけ？
ア「アイツが好きな人と一緒にいるの、いつか見なきゃいけない時が来るんだろうな。」
気付けばポツとそんな事を零していて、ふと首を捻った。
何でこんな事、考えるんだっけか。
(…ま、気にするだけ無駄無駄)
そう自己解決して、ポンと煙の中からホウキを取り出した。
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爽(プロフ) - お久しぶりです元・ケイの爽です。お陰様で40,131 hit頂いております、いつもありがとうございます((これからも宜しくお願い致します…！ (2021年5月19日 21時) (
レス) id: 82f3ba1a1a (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - 皆さんお久しぶりですケイです！！なんと35.498hit頂いております。非常に感激です。これからもご贔屓の程よろしくお願い致します。 (2020年7月13日 17時) (レス) id: b0b3a08d76 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - みるくプリンさん» ありがとうございますっ！！！！本当に嬉しいです！ (2020年5月22日 15時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
みるくプリン(プロフ) - お待たせしました。｢イベント参加者様の作品をアドバイスさせて下さい！｣と言う作品に書かせて頂きました。見てくださると嬉しいです！それと、右の☆をポチらせて頂きました。 (2020年5月22日 15時) (レス) id: 7db76bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
ケイ - アイリさん» ありがとー！ちょーうれしいです♪更新が遅くなってしまう日もありますけど…これからもどうか見ててくださるとうれしーですっ！ (2018年10月3日 18時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケイ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/snow17111/
作成日時：2018年8月22日 21時
