ウチのマネが色々ヤバい件。「3！」【青葉城西】

No．123 ページ29

「じゃあ、3人グループ作って話し合いな〜」



「夜凪は俺らとな」

「決まっとるんかい」

「当たり前〜」

「んじゃ、話し合い始めるお」

「何それww」

「及川に “お” を付けなさいって言わた」



ふたりは爆笑した。



「及川www」

「アイツにしちゃやるなww」


・


昼休み。



「ねぇ、4限さぁ俺の事話してた？」

「よぉ分かったな」

「めっちゃ笑い声聞こえて来たわ」

「俺も聞こえたw」

「あ、そうそう。ほれ」

「何？請求書？」



俺が及川に渡したのは請求書。



「はじめに昼飯奢ってん。はじめの保護者やろ？」

「金！？」

「当たり前やろ」

「夜凪がヤクザに見えるww」

「黒スーツにサングラスwww」

「普通に怖えよ」



すると、及川が



「川瀬ちゃんどうすんの？」



4人は今、こう思った。「話逸らしたな」と。



「なんか、面倒になって来たよな」

「正直言うとそれな」

「じゃあどうすんだ？」

「まぁ、バレーボールの件は俺が悪いっちゅー事になっとるし。あれ撮影したん、ひとりなんか？もし誰か協力しとったら脅して吐かせるか」

「怖い怖い怖い！！」

「もう思考がヤバい」

「ぜってえ怒らせたらヤベェヤツだ」

「気を付けろよ」



はじめぇぇぇええ！！！
なんて優しいんや！？
ずっとそんままでもええよ！？

あ、バレー出来ひんくなるな？
ダメや。川瀬追い出すんと一緒にはじめを戻す方法も探さな。

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