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玉森先輩が前に「忍先輩」とか呼んでたから、先輩とは同級生なのかな。
並んで看板を見てる後ろ姿を見てると、お似合いだなって思えるくらい。
2人が笑いあってるのを見ると、胸が痛くなった。
バイト先でこっそり、横尾先輩に相談してみる。
今のところ、私と先輩のことを相談できるのは横尾先輩だけだから。
横尾先輩は大学時代に学祭実行委員会にいて、みつ先輩を誘ったのも横尾先輩らしい。
「それって、別に浮気じゃなくない?」
だけど、興味なさそうに言われてしまう。
「わかってますけど。
でもなんか、複雑な気分なんですよね。」
「今の時期、本当に忙しいからね、実行委員会。
そんな時に、ほとんど一緒にいるわけじゃん?
まあ…、なんかあってもおかしくはないよね?」
そんなことを言って、意地悪く笑いながら。
私がふてくされてると、
「そんなくだらないことで、疲れて帰ってきた北山を責めたりすんなよ?
そういうこと言う女って、本当に疲れるじゃん?」
今度は、マジモードで言われてしまう。
確かに…、別に浮気してるわけじゃないし。
それに、あとちょっとで終わりだし。
ここは、我慢するしかないのかな。
そんな気持ちで迎えた学祭の前日。
深夜に来たLINEには、
[今日は帰れないかも
朝方、シャワーだけ浴びに帰る]
そう書いてあって、今日は会えないのかって寂しくもなるけど。
学祭が着実に終わりに近づいてるんだなと思うと、ちょっと嬉しくもある。
朝方、玄関のドアが開く音で微かに目が覚める。
あそう…、先輩帰ってきたんだ。
とか、思いながらも意識が遠のく。
シャワーの音が聞こえて来て、また慌ただしく出ていく音がしたけど。
浅い眠りの中で先輩の存在を感じながらも、眠気に負けて起きることができなかった。
キスをされた感触で、驚いて目を覚ます。
目の前には、笑顔の先輩がいて。
「行って来るね。
あとで遊びにおいでよ。」
って、もう一度キスして、先輩は出かけて行った。
午前中、桃からLINEが来て、
「サークルで店出してるから遊びに来て。」
なんて書いてあるけど、行く気になれなかった。
行ったら、先輩と忍さんが仲良く仕事してんのとか見ちゃうのかな、なんて。
ここんとこ少し、私はネガティブ。
だから今日は、学祭には行かないことにした。
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りた(プロフ) - 由貴さん» こんばんは♪私も続きが楽しみです(*'ω'*)どうぞよろしくお願いします(*'ω'*) (2015年10月2日 22時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
由貴(プロフ) - こんばんは♪続きが気になります!!胸キュンします!! (2015年10月1日 22時) (レス) id: bf39404b50 (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - 藍生あいさん» こちらこそよろしくですー。よそ様の所にコメントを書いたことがないので、緊張しますが、またチャレンジしてみますね(^^)/ (2015年9月26日 16時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
藍生あい(プロフ) - りたさん» 良かったです!私のショボいお話なんか恥ずかしいですが…(>_<)よければまたコメントとか仲良くしてやって下さいませ!私もりたさんの作品楽しみにしています!(*^^*) (2015年9月25日 19時) (レス) id: 142089d17d (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - 藍生あいさん» 行けましたー♪ありがとうございます。もう、わかんないことだらけで。これからもいろいろ教えてやってくださいねー♪ (2015年9月22日 22時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わかめ | 作成日時:2015年9月11日 17時