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私は断ったよ？
とてもそんな気分じゃないし。
なのに今日の二階堂くんはやたらと強引で。
「来ないならここで大声で騒ぐよ？」
なんて、急に無邪気な笑顔で脅してくるから、仕方なく私が折れた。
「誰も部屋に入れたくないって言ってたじゃん。」
二階堂くんの部屋に着いても、私はまだ不機嫌を引きずり中。
「今でも嫌だけどね、他人を部屋に入れるの。
でもAは特別。」
そんなことを言われても、私の機嫌はちっとも直らない。
今は、二階堂くんと一緒にいるのが苦しいんだ。
こんな風に二階堂くんは「特別」とか「大切」とか言ってくれるけどさ、それは友達としてなんだって思ったら、余計に苦しくなる。
「で？教えてよ。
Aの思ってること全部。」
ビールを手渡して、そんなに可愛い笑顔を見せられたって無駄。
今の私はかなりひねくれてて、簡単には心の内は明かさないから！！
だけど…、私はお酒に弱かったんだった。
この状態から逃げ出したくて、お酒に逃げた結果、私はしくしく泣き出していた。
「Aって泣き上戸だったんだ。」
隣で同じように飲んでる二階堂くんは、たぶん笑い上戸。
だってさっきからずっと、泣いてる私を見ながら笑ってるから。
「何が悲しくて泣いてるわけ？」
「…二階堂くんにはわかんないよ。」
「まあねー、何も言わないのに分かるわけないし。」
「絶対、二階堂くんには言わない！」
そう宣言して、何本目かのビールに手を伸ばせば、すぐに二階堂くんに取り上げられてしまった。
「もうやめとけば？」
「飲めって言ったの、二階堂くんじゃん。」
「泣いてるAは可愛いけど、あんまり泣いてたらかわいそうになるから、やめて。」
そんな悲しそうな目で、そんなこと言わないでよ。
もうこれ以上、思わせぶりなことを言って、私のことを惑わすのはやめてほしい。
「まあいっか。
酔って眠くなったら、ここに泊まればいいんだし。」
そう言って、さっきのビールを手渡されて、一瞬だけ酔いが覚めた。
そんな無神経なことを言う、二階堂くんへの怒りで。
「…何でそんなこと言うかな。」
「何でって、俺もAの部屋に泊まってたし。」
「普通、友達の男女はお互いの部屋に泊まったりしないよね？」
「でも俺らは普通じゃないじゃん。」
「その普通じゃないのが嫌なの！」
つい、大声を出してしまった。
だけど二階堂くんは至って冷静で。
「A、さっきから何に怒ってんの？」
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わかめ(プロフ) - にかはるかさん» そろそろ話もいい感じに入ってきました(/ω＼)今日も更新しましたので、是非、読んでいただければ幸いです(*'ω'*) (2018年4月18日 22時) (
レス) id: 9f29bca2de (このIDを非表示/違反報告)
にかはるか(プロフ) - 主人公ちゃん頑張ったー！にかちゃんどうするんだろ？ラブラブになれるかなー？！ドキドキがとまりません！！ (2018年4月17日 4時) (レス) id: 3dfef49e61 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - チョコブラックさん» コメントありがとうございますm(_ _)mどちらも読んでいただけて幸せですー(*´∀`)♪ (2018年4月9日 23時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
チョコブラック(プロフ) - タマちゃんの方も読んだけどどっちも面白いし、読みやすい！ (2018年4月8日 10時) (レス) id: e5c704bd79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ
| 作成日時：2018年3月21日 4時
