今日:11 hit、昨日:6 hit、合計:56,713 hit
小｜中｜大
･ ページ15
辰「佐久間さん夫妻来ないね。」
大介さんがこのクリニックにきて1週間。
大介さんから連絡は一切ない。
「そんな気はしてたんだよね。」
依存が酷い人は人を信頼しずらい。
いきなり初めての人と初めての場所で人と会うのはとても負担がかかる。
「そんなにすんなり来てくれたら大介さんはあんなに憔悴してないよ。」
大介さんも限界を超えてからやっと病院を頼ったっていうし
「人に頼ることは中々できないものだよ。」
辰「Aもな。」
「え？」
辰「しんどい時、しんどいって中々言ってくれないから。」
「営業時間よ。その話はしないで。」
この時間しかAとゆっくり話す時間ないだろ？
他の時間はラウがいるだろ？
「こんな幸せなことはないよ？」
ラウがいるから私は毎日生きて行けるっていう部分はある。
ラウがいなかったらこうして自宅でクリニックも開業してなかった。
「理恵さんの気持ち分かる気がする。」
自分は子どもを産むことは出来ないと知った日酷く落ち込んだ。
自分はお腹を痛めて子どもを産むという当たり前のことができない。
「理恵さんと大介さんを救いたい。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 415人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆさ
| 作成日時：2022年9月20日 22時
