いろんな話がありました (ページ17)

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北斗side

医者は神様ではない。

助けられなかった命がいくつもある。

意地でも助けたいと思って必死に手を動かし続けるのにその思いが届かないこともある。

京『先生、Aが、』

湧の処置をしていたら同期の慎太郎

慎『北斗！！すぐに救命に！！湧のことは俺に任せて俺が！！』

救命に行くと京本が必死にAの処置を手伝っていた。

京『先生！瞳孔反応がありません！！』

北『脳外科の先生呼んで！！あと輸血パックの用意。A！先生が助けてやるからな！！頑張れよ！！』

まだ先輩のとこ行ったらダメだからな。

母《北斗、、私は、い、か、ら、娘、、》

あの日、研修医時代からお世話になっている先輩が見るも無残な姿で運ばれてきた。

《私はいいから娘を助けて》と言い残し先輩の命の灯火は消えた。

先輩、あなたの最愛の娘さんの命の灯火が消えようとしています。

もう一度だけ娘さんを守ってください。

【北斗先生、、Aさんは、、】

やだ、絶対、認めない。絶対この手を止めない、、脳死なんて、

京『北斗、、もう辞めよ、、Aは頑張ったんだよ、』

北「いいんだな？これを渡しても、」

颯「はい。お願いします。湧にAとお別れさせてください。ちゃんとAもお別れしたいはずです。」

颯太、お前は強いよ。

Aの死を1人で背負ってきて前に進もうとしてる。

俺なんかよりもずっといい医者になれるよ。