消えてしまわないで Ⅲ (ページ1)

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秀生side

俺だって最初はAにプロポーズした時はAとの未来があると真剣に何も疑うことなく信じてた。

母『アジくんには覚悟してて欲しいの。もうあの子は…』

結婚式の費用はAの両親が全額出すとうちに言いに来た日そう言われた。

母『Aが1番分かってると思うの。だから、』

Aの両親は最後まで結婚式をやることに反対してた。

俺のことを考えて最後まで反対してた。

翔『母さん、もう諦めようよ。

一番Aのそばに居てくれたのはアジで俺らが一番感謝してるのもアジだ。』

母『そんなこと分かってるわ。』

翔『そのアジが言ってるんだ。俺らにはもう止める権利はないよ。』

ひらつがあの時お母さんに言ってくれたから俺たちは祝福される。

秀『ひらつ、！！ありがとう！！』

俺は先に帰ろうとしていたひらつを呼び止めた。そしたら

翔『俺もAにウェディングドレス着させてやりたいからさ。』

確か、真緒とのノートでウェディングドレスのとこがAの涙で滲んでいた。

翔『アジには湧みたいに後悔して欲しくないから。

Aと生きられる時間大切にしろよ。』

ひらつはもう覚悟を決めていた。