君に恋したのは、雨のせい 2

君に恋したのは、雨のせい ページ30

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「 それではエンタメニュースです！
AAAの西島隆弘さんことNissyさんが
4大ドームツアーを完走しました。 」








『 あ、隆くんのニュースだ。 』



隆「 Aちゃーん！
準備できた？ 」



『 今すぐ行く！ 』







あれから1年。



私と隆くんは結婚記念日を迎えた。







隆「 走って転ばないようにね！ 」



『 そうだね。この子のためにも。 』






お腹に手を当てる。






隆「 え、今なんて言った……？ 」



『 だから、この子のためにも
転ばないようにしないとね！ 』



隆「 マジで……！？ 」



『 3ヶ月だって。元気に育ってるって。 』



隆「 やったぁーー！！ 」



『 もう、飛び跳ねちゃって。
パパになれるのかなー？ 』



隆「 なる！なります！！ 」



『 もう、しょうがないパパですね。 』



隆「 お腹触ってもいい？ 」



『 うん、いいよ。 』



隆「 ここに俺とAちゃんの
愛の結晶がいるんだね…… 」



『 そうだよ。大切に育てていこうね。 』



隆「 うん！もちろんだよ！ 」









優しくキスをしてくれる。



目の前で微笑むあなたは、
本当は違う世界の人だった。



あの雨の日、私はあなたに救われた。



一度離れても、またあなたは
私を救ってくれた。




永遠の私のヒーローであり愛しい人だ。








『 あ、雨止んだね。虹が出てる。 』



隆「 綺麗だな！ 」







雨のあとには虹が出る。



綺麗な、綺麗な虹。









君に恋したのは、雨のせい？



ううん、もしかしたら、
運命のいたずらだったのかもしれない。





Fin.

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