伊野ちゃん、ママになります。8

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慧side



薬を飲んで、1日寝てた涼介だけど、全然熱が下がらなくて、震えながら寝てる。

冷えピタもすぐに温かくなっちゃって、剥がれてきちゃうし、寒そうだから、貼るのも可哀想で、水道の水をタオルに湿らせて、額にのせた。


慧)…早くなおそうね､､､


苦しそうな涼介を見てると、こっちまで苦しくなってくる。

しかも、熱が全然下がらないから、不安が増してくる。


慧)熱に慣れてる俺がかかえれば、よかったのにね…。大丈夫だよ、きっとすぐに熱下がるから

？)なーにをいってるの？

慧)ふぇっ？あっ大ちゃんどうしたの？

大)自分がインフルになればよかったなんか言ったら、山田泣くよ？笑
そんなこと言わないの！ね？

慧)…うん。そうだね

大)山田はそんなに弱っちくねぇーよ！時間が経てば、インフルなら治るからさ！

慧)うん…

大)お風呂みんなはいったから、伊野ちゃんも入ってきな？山田なら、俺が見ててあげるから。

慧)…うん。ありがと。


────

湯船に浸かることなく、急いでお風呂を出て、双子達の授乳も済ませて、部屋に戻ると、真面目に看病してくれてる大ちゃん。

大)あれ？早かったね。って髪の毛乾かしてないじゃん！！

慧)いいの、いいの！自然乾燥ですぐ乾くし！

大)もぉー、周りのことばっかり優先して…。自分のことも大事にしなさいよ。

慧)…分かってるもん。でも、りょーすけが心配なの、、

大)はぁ…。

慧)看病、大ちゃんありがとうね。
あとは俺が見るから。寝ていいよ！明日はロケでしょ？早く寝ないとロケ中眠くなっちゃうよ！

大)うん。そうだね。でも伊野ちゃんもちゃんと寝るんだよ！おやすみ

慧)おやすみ。

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