その５ ページ49
…マズいな、自分からあんな事を切り出しただけに鍋を再開しようなんて言うのは不自然だ。
つか第一アレだ、恥ずかしい。
クソ、次はどうこの状況を打破するのかが問題か……
五条(……マズいな。
――事態の沈静化を図る為に敢えて菫の案に乗ったけど、まさか悠仁まで乗ってくるとはね……
この状況で鍋再開を切り出すのは至難の業だ、恐らく恥ずかしくて穴が存在したら侵入したい気分にかられるだろう。
でもこのままこの状況を放置すれば確実に鍋は終わる…まだ始まってもないのに。それだけは阻止しなければ。
もうこの際誰でもいいから誰か切り出してよ、僕は肉が食べたいんだ。もう滅茶苦茶食べたいんだよ、察してよ。菫君が言ってよお願いお小遣いなら三百円どころか好きなだけあげるから！！)
(あーもういい加減誰か察してくれ、私は肉が食べたいんだ！！本当は高級な肉なんてこっちに来て以来食べてないんだよ、みんな同じだ、みんな心は同じハズなんだよォォォォ！！)
ーーー
No Side
ｸﾞｩｩ……
五条/菫「「！！」」
――するとそんな彼等の魂の叫びが聞こえたのか、不意に虎杖の腹から低い音が鳴る。
五条「ア、アレェ？？悠仁なにキミ、お腹減ってるの？」
虎杖「…減ってないし、屁だし。」
「いやいや、今のはお腹の音だった、間違いないよ。何、そんなお腹減ってるの？」
五条「そ、そんなにアレならやっぱやる？僕は別にどっちでもいいけどどうする？？」
「悠くん無理は禁物ですよ私もどっちでもいいけど」
さりげなく自分はいいけどアピールをしながら二人が虎杖にそう聞くと、虎杖はムスッとしながら近くにあったポテトチップスの袋を取る。
虎杖「……空いてるけどいいよ、今日の残りのポテチあるから」
五条/菫「「バッキャロォォォォ！！！」」
五条「育ち盛りがそんなモノばっか食べてご飯食べないとどうなると思ってんの君は！！」
「ほら、私がよそってあげますから好きなだけ食べなさい！」
そう二人で怒鳴ってお椀いっぱいのスキヤキを渡すと、虎杖は嬉しそうにそれを素直に受け取る。
虎杖「…いいの？」
五条「だからいいって、君達の為に買ってきたんだよ今日は。」
「つか早く食えボケ殺すぞ」
少々強引にそう言えば、虎杖は美味しそうに白滝等をモグモグと食べ始める。すると五条達もようやく一息つき、箸を手に戻した。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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勇者の人(プロフ) - Parkerさん» 本当ですか！？そう言って頂いてとっても嬉しいです、ありがとうございます！私は作者として皆様に笑顔を届ける事くらいしかできないので、これからも頑張ります！ (2021年3月14日 4時) (
レス) id: 0ba614db75 (このIDを非表示/違反報告)
Parker(プロフ) - このシリーズどれも本当に面白いです。初めて夢小説でこんなに笑いました！これからも楽しみに待ってます！ (2021年3月14日 1時) (レス) id: 84757d66c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勇者の人 | 作成日時：2021年3月6日 7時
