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−You Side−


『本当にカフェオレもらってもいいの?』

「我輩は飲まないからのう、嬢ちゃんが飲んでおくれ」


お昼休み。偶然会った私と零くんは自販機の前にいる。


『じゃあもらうね、ありがと〜』

そう言って、零くんから紙パックのカフェオレをもらった。


「おや、蓮巳くんと天祥院くんではないか」

『えっ』

早速ストローをさそうとすれば、零くんから思いもよらない言葉が出る。天祥院くん? 天祥院くんって言ったよね今??
そして私は勢いよく振り返った。



「朔間とAか。自販機前で一体何をしているんだ?」

零くんの言う通り、背後には敬人と英智くんが。あぁ、英智くんを見ただけで心が浄化されていくみたい……。


「嬢ちゃんにカフェオレをあげたんじゃよ」
「餌付けのつもりならやめてくれ」

『餌付けじゃないよ??』


何を言っているんだ私の幼なじみは。というか例え餌付けだとしても私は着いてったりしないからね?

『ちゃんともらったのには理由があって……』


「我輩トマトジュースを買うつもりでボタンを押したはずなんじゃがな、何故かカフェオレが出てきてしまってのう」

零くんの言葉に、そうそうと頷く。普通に間違えてトマトジュースじゃなくてカフェオレのボタンを押しちゃったみたいなんだよ。



「ふぅん、そういうこと」

あっ、英智くんが喋った。可愛い。


「そうか、早とちりしてすまなかったな……。

ところで、Aは昼は食ったのか?」

『エッ』


漫画みたいにギクリと身体が飛び跳ねる。


『食べてないんだよねー……財布忘れちゃって』

朝カバンに入れたはずなんだけど、何故か入ってなかったんだよね。おかしい。
だからいつもみたいに購買でお昼を買うことも出来ず、無心で学院内を彷徨ってたら零くんに会ったって訳です。


「昼食はちゃんと食べろと……『それに、お腹空いてないしっ!!』

また敬人のお小言が始まってしまうと予知したため、咄嗟に思いついた嘘を吐いた。本当はすごい空腹状態だけど。


『カフェオレだけでだいじょ……』

大丈夫、と言おうとした途端、ぎゅるるるる……となんて品のない音が私たちの間に流れた。ご察しの通り、私のお腹の音です。



「「「…………」」」

あっ、呆れの視線を3人から向けられてる。ましてや英智くんまで。
これ色んな意味で終わったやつだなあ。


.

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ひなたりん(プロフ) - 紫水さん» お久しぶりですね!この作品面白くて大好きです!反応集の更新頑張ります(`・ω・´) (2020年7月26日 10時) (レス) id: 0e1418e0b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫水(プロフ) - ひなたりんさん» ひなたりん様!お久しぶりです〜!!ペコリ((・ω・)_ _)) 明日中には続編公開予定なので、是非楽しみに待っていてください〜!! こちらも、反応集の更新楽しみにしていますね´`* (2020年7月25日 23時) (レス) id: 0c629b66c9 (このIDを非表示/違反報告)
ひなたりん(プロフ) - ぞ、続編!?楽しみに待ってますね!紫水様ほんと好きです← (2020年7月25日 23時) (レス) id: 0e1418e0b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫水(プロフ) - 烏賊さん» 返信が遅くなってしまいすみません!コメントありがとうございます!!英智くんの可愛さが、きちんと読者さんに伝われているようならとっても嬉しいです…!! (2020年7月6日 22時) (レス) id: 0c629b66c9 (このIDを非表示/違反報告)
烏賊(プロフ) - 英智くんめっちゃ可愛いな... (2020年6月30日 20時) (レス) id: 407f6d7981 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫水 | 作成日時:2020年5月20日 14時

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