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−Keito Side−
「ねぇ敬人どうすればいい？？」
「顔面蒼白で突然どうした……」
A達が生徒会室から去っていったなり、着いていくようにそろそろと出ていった幼なじみ。戻ってきたと思えば、この世の終わりみたいに顔を青くさせているではないか。
見た感じ、具合が悪そうな訳でもない……どうせA関連だな。
「Aちゃん、好きな人がいるんだって！！！」
そう叫ぶと一大事だよ！と頭を抱えながら室内をぐるぐると回り始める。正直目障りだから止めて欲しい。
「まさかとは思うが、盗み聞きをしてきたのか？」
盗み聞きした内容は一先ず置いておいて、そういうことなら問題があり過ぎる。当の本人はポカンとしたまま頷いているが。
罪を犯す前に、誰かこいつを止めて欲しい。
「……本気で、やめておけ」
「別に、誰にも迷惑かけてないから良いじゃないか。本人にもバレていないしね」
「貴様の目の前に、今現在迷惑かけられてる奴がいるぞ」
＿＿＿＿
「……それで、Aが何だって？」
自分の眼鏡をかちゃ、と上げて溜息をつく。やっと止まった英智は、意外とでも言うような目で見てきた。
あのふたりにはさっさとくっついて欲しいからな、俺の負担が減る為に。
「うん。それで繰り返すけど、Aちゃん、好きな人がいるみたいなんだよね……勿論、恋愛的な意味で」
…………。
また唸り始めた英智に、一声も出ない。
そのことに関しては心配する必要は微塵も無いんだがな。あいつの好きな人を知ってる俺としては。
出来ることなら、教えてやりたい。一刻も早く。
だけど、そんな訳にもいかない。
「その想い人の名前は聞き取れなかったのか？」
「うぅん、もしかしたら言っていたのかも……。
けど、Aちゃんに好きな人がいるってことを知ったら、その続きは何も耳に入ってこなかったんだよね」
どうやら、ショックを隠すことが出来なかったらしい。もしも聞き取れていれば良い方向に進んでいたのに、勿体無いことを。
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ひなたりん(プロフ) - 紫水さん» お久しぶりですね！この作品面白くて大好きです！反応集の更新頑張ります(｀・ω・´) (2020年7月26日 10時) (
レス) id: 0e1418e0b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫水(プロフ) - ひなたりんさん» ひなたりん様！お久しぶりです〜！！ﾍﾟｺﾘ((･ω･)_ _)) 明日中には続編公開予定なので、是非楽しみに待っていてください〜！！ こちらも、反応集の更新楽しみにしていますね´`* (2020年7月25日 23時) (レス) id: 0c629b66c9 (このIDを非表示/違反報告)
ひなたりん(プロフ) - ぞ、続編！？楽しみに待ってますね！紫水様ほんと好きです← (2020年7月25日 23時) (レス) id: 0e1418e0b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫水(プロフ) - 烏賊さん» 返信が遅くなってしまいすみません！コメントありがとうございます！！英智くんの可愛さが、きちんと読者さんに伝われているようならとっても嬉しいです…！！ (2020年7月6日 22時) (レス) id: 0c629b66c9 (このIDを非表示/違反報告)
烏賊(プロフ) - 英智くんめっちゃ可愛いな... (2020年6月30日 20時) (レス) id: 407f6d7981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫水 | 作成日時：2020年5月20日 14時
