検索窓
今日:5 hit、昨日:8 hit、合計:149,815 hit

お友達 : 土方 ページ37

がたんっっ



銀「てめぇこそ、まさか
常連客かっ!?ああ!?
税金泥棒の分際で
太夫クラスか!?ああ!?」


土「年中、脳内ピンクのてめぇと
一緒にすんな!!!
てめぇこそ、無一文の分際で
こいつに手出すなんざ、
どこの銀行襲った!?ああ!?」



胸ぐらを掴み合いながら、
映画館を出た俺たちは
眼を血走らせ合う。



「えっと、あの、」


土「A!!この天パに
ストーカーされてんだな!?
よし、現行犯逮捕だっ!!!」


銀「何、馴れ馴れしく呼んでやがんだ!!
お前の恋はただの一夜の恋ですぅ!
すべて、金の上で成り立った
偽りの恋なんですぅ!!!」


「ふたりとも、お客様ではないですよ」


土「っはぁ!?」


銀「え!じゃあ、何…まさか、
前言ってた捜査かっ!?
Aの客じゃねぇだろうなぁ!?」


土「だから、部外者には
ましてや、お前には話さねぇって!!
それより、てめぇはどういう案件だ!?あ!?」


「銀時さんは吉原の救世主ですから、
お礼にわたしがお相手したんですよ」


土「おあ、おあ…お相手ぇぇぇっ!?
てめ、救世主だかなんだか知らねぇが
礼に乗ずるなんぞ、恥を知れっっ!!」


銀「ああっ!??
んでてめぇに説教されなきゃいけねえんだ!」


「恥も何も…お酒を飲んだだけですしね」


土「…っは?あ、そうなのか…!」


銀「は?お前、何安堵してんの?
は?お前、まさか…」



クソ天パがにひひと笑いながら、俺に詰め寄る。



土「だから、てめぇとは違えっつってんだろ!
で、礼も兼ねて映画まで
付き合わせてんのか、てめぇは」


「いえ、映画はわたしが誘いました」


土「…っは?あ、そうなの、か…」


銀「分かりやすすぎるよ!土方くん!!
そんなに落ち込んじゃって!!ぷぷぷ!」


「銀時さんはわたしの唯一のお友達なので」


土「…お友達、、」



万事屋をじろりと見合うと
ぷぷぷ…笑うのをやめ、一時停止してる。



銀「ま、まぁ。まぁね、うん。
お友達としてね、うん。まずはね」



眼を泳がせながら、もごもご口籠る。
どっちが分かりやすいんだか。



「それにしても、お二人は
お友達なのですか?」


土「友達な訳ねぇぇぇだろぉっ!!!」


銀「Aちゃんん!?
あああ有り得ないよぉ!??
銀時さんもさすがに友達は選ぶよぉ!?」


「え、そうなんですか?
とても仲が良さそうだったので…」


土銀「どこがぁぁぁぁっっ!??」

とりあえず、大丈夫です : 土方→←エンドロール : 銀時



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
112人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 坂田銀時 , 土方十四郎
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:美雨 | 作成日時:2019年2月27日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。