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おかしくもなる : 銀時 ページ18

銀「っち…!!
勝手なことばっか言いやがって…」



うるせぇ新八と神楽から
依頼探してくっから!と言い訳して逃げて来た。
今日も今日とて、かぶき町は平和で
喝破された俺の心情とは裏腹だ。



銀「…………で、
んな時に限って、まぁた逢っちゃうんだよねぇ」


土「クソ鬱陶しそうな顔、やめろ。
それはこっちのする顔だ」



一人で煙草を吸い歩き、
その辺の女子に騒がれていると言うのに
まるで無反応なのは、俺を睨む土方くん。
ほんっと、俺の神経を逆撫でする野郎だ。



土「今日はいつも以上に腑抜けてんな。
ガキ共はどうした。ちゃんと給料払ってんのか」


銀「はぁ?何様だよ、お前。
何?あのふたりが可愛いの?」


土「んな訳あるかぁ!
俺は警察として、聴いてるだけだ」


銀「昼間っから、煙草咥えながら
ふらっふらしてる奴が
どのツラ下げて言ってんのかね」


土「俺はこれから、捜査に行くんだよ。
仕事もねぇ奴がよく言えたもんだな」


銀「………捜査、、って、
この前の吉原のか?」



けっ、と俺の横を
通り過ぎようとした土方くんを呼び止める。



土「あ?ああ、それがどうし、」


銀「吉原でなんかあったのか!?」


土「ああ?お前には関係ねぇだろう。
それにあったとしても民間人に話す訳ね、」


銀「あっこに出入りしてる客のことか!?
そいつは金持ちで太夫クラスを
買う野郎か!?どっちだ!??」


土「…………!??」



さっきから、
土方くんの言葉を遮り詰め寄る、俺に
とうとうイカれたのか!?
と、でも言うように怪訝に眉を顰める。



土「んだよ、遊女に知り合いでもいんのか?
お前の知ってる奴は自警団だろ?」


銀「……いや、月詠のことじゃなくてよ」


土「…??、、とにかく、
まだ初期段階で俺たちも疑ってる状態だ。
話すことは何もねぇよ」



少し、必死になり過ぎたか。
土方くんが引き気味に答えた。



銀「と、ともかくよ、
今後何かわかったら俺にお、」


土「教える訳ねぇだろ、アホか。
俺ぁ、もう行くぞ。
おかしな野郎だったが、
更におかしくなっちまったか?…ったく」



土方くんはため息混じりの紫煙を翻し、
大股で去って行った。



銀「………そりゃ、
おかしくもなんだろうよ……」

捜査 : 土方→←禁止 : 銀時



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作者名:美雨 | 作成日時:2019年2月27日 23時

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