【名探偵コナン】元FBI捜査官、日本に帰るってさ【男主】

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『ご馳走様でした。じゃ、俺は帰るぞ』



コ「えーもう帰っちゃうの？僕もっとお話聞きたいなぁ〜」



『あのね、俺、家探しに行かないとなのよ』



コ「じゃあまたここで会おうよ〜！」



『えーなんで俺こんな懐かれてんの…』





ハムサンドはめちゃくちゃ美味かった。コーヒーも本場っぽくて最高だったしまた来たいなぁなんて思うけども、この子供は何が楽しくて俺と喋りたいんだか…




コ「ねぇ〜いいでしょ〜？」




そう言って俺の手首辺りに手を伸ばしてくるコナン。子供ってさ…無邪気で可愛いとは思うけど、純粋に我儘だよな。俺の手を掴んで「ヤダヤダ」したいのかな、って思った時に見えた白くて丸い小さなモノ。咄嗟に手を引くと隣の席を片付けていた安室さんにぶつかってしまった。





安「あっ、」






ｶﾞｼｬﾝｯ




『わり、大丈夫か？！』



安「僕は大丈夫ですけど、食器が…」







お盆の上から滑り落ちたカップが見事に割れてしまっている






コ「安室さん大丈夫？びっくりした…」




『…悪いのはぶつかった俺だけど、過失は十分お前にもあるかんな。50:50だろ…ったく。店員さんすみません、弁償しま…………え、なに』





コ「今の言葉…」

安「！！」






なに、なんだよ二人して目開いて俺の事見て……なんかおかしな事言ったか？





コ「Aさん……赤井さんって人、知ってる？」










あぁ、これは多分黙ってた方がいいやつだ。それにあのシール、絶対的に子供が持ってていいものじゃないだろ…







『知らないなぁ、どんな人？』





コ「…ううん、知らないならいいんだ」



安「カップのお代の方は大丈夫です。その代わりまたいらしてくださいね」





『あ、はい。じゃあ…ご馳走様でした』









会計を済ませ店を出る。コナンはまだ帰らないみたいで店内に残してきた。それにしても、こんな所で赤井の名が出てくるとは思わなかったな…アイツ日本で何してんだか…







『(不動産屋行って、家具も見に行かないと)』






近くの公園のベンチで煙草を吸いながらあのロン毛の男を思い出す。赤井は俺の教育係みたいなもんだったからよく一緒に居た。そう言えばあの眼鏡の男…







『同じ煙草の匂いがしたんだよなぁ』

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