【名探偵コナン】元FBI捜査官、日本に帰るってさ【男主】

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安室side







安｢いらっしゃいませーーあ、こんにちはAさん！｣




『ちわ〜…今日奥座ってもいいっすか』






あの食事した以来、久しぶりに顔を見たAさんは随分とお疲れのようで…目の下がクマだらけだ。店の一番奥のソファ席を指差すからどうぞ、とそこへ促した






安｢…大丈夫ですか？凄く疲れているように見えますけど｣




『ちょっと最近バタバタしてて、今日はあんま寝てないんすよねぇ〜』






ふぁぁ、と小さく欠伸を零すと席に座ってコーヒーとハムサンドを注文したAさん。その私生活はまるで分かっていないけれど、旅行目的で来ているのに忙しくて眠れないと言うのはどういう状況なのだろうか。






安｢なにかされてるんですか？｣





『………んー、面白い映画があって…シリーズ物だから全部通しで見ちゃっただけですよ』




安｢へぇ？どんな映画ですか？｣




『眠過ぎて今タイトル思い出せないや』






咄嗟に思い付いた言い訳なのだろうソレはどう聞いたって嘘でしかない。だけど本当にしんどそうなその顔に突っ込んだ話は出来なさそうだと諦め出来た料理を運んだ。








『じゃ、また来ますね〜……ッ、』




安｢おっ、と…大丈夫ですか？｣




『…ごめんごめん、大丈夫です。安室さんもクマ凄いから休みなよ〜』




安｢…はは、そうですね｣






一瞬よろめいたAさんを支えるようと抱きしめた。その体は思ってる以上に細くてすぐに折れそうだ。そのままの体制で僕の目元をなぞってくるから、ちょっとドキッとしてしまったのは疲れてるからだろうか










安｢はぁ…(Aさんの事も気になるが……)｣






今日はこの後、組織の仕事がある。どうやら今夜行われる仮面パーティーとやらに組織に関係のある会社の社長が出席するらしいんだがその男は実は裏で組織の情報を流しているようで……ソイツの始末をしなくてはならない。これは公安で保護案件だな








安｢ふぅ…｣





僕も今日で三徹目だけど、この仕事が終われば丸一日休み予定だしどうにかなるだろう






梓｢安室さーん！お疲れ様です、代わりますね！｣




安｢はい、ではお先に失礼します！｣







梓さんと代わり、近くに止めてある愛車で一度帰宅する。そしてすぐに着替えてベルモットを迎えに行った後、パーティーに潜入だ





ターゲットの男社長は若くて可愛げのある男が好みらしい……上手く僕の手に掛かってくれればいいんだが

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