【名探偵コナン】元FBI捜査官、日本に帰るってさ【男主】

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ｶﾗﾝ､ｶﾗﾝｰｰ



「いらっしゃいませ！お好きなお席にどうぞ！」




『はーい』





明るくて元気な印象の女性店員に出迎えられ席に着いた。二度目のポアロなんだけど、今日はカウンターに座ってみる。昼のピークは過ぎているようで店内は1組しか客がいなかった。見渡してみるがあの安室さんは不在のようだ。





「お水こちらに置きますね！…何かお探しですか？」




『あっ、すみません。今日はあの店員さん居ないのかなぁって』





俺がそう言うと｢あの…？｣って少し考え込んだ後にすぐハッ！として｢安室さんですか？｣なんてキラキラした顔で答える





『あの、で伝わるんですね』




｢安室さん、超イケメン！ってすごい人気なんですよ！主に女子高生たちからの人気なんですけど、まさか男性のファンも居るなんて……。でも誰が見ても振り向くイケメンなので納得ですね！！安室さんなら今買い出しに行っているのですぐ来ますよ♪｣






『あはは、そうなんすね』






マシンガントークでちょっとびっくりしたんだけど、そんなに人気なのか…安室さん。歳はいくつなんだろうか。若く見えるから俺とあんまり変わらないと思うんだけど…。探偵助手で喫茶店の店員…このご時世就職しないでフリーターの方が稼げたりしちゃうから別におかしくは無いんだけど…






『(あの人なんか裏がありそうなんだよなー…)』








ｶﾗﾝ､ｶﾗﾝｰｰ



安｢梓さん、戻りましたー！ってAさん！お久しぶりですね｣




梓｢安室さん買い出しありがとうございます！このお客様、安室さんのファンみたいですよ！｣




『え、いや、ファンって訳じゃ…』



安｢へぇ！それは嬉しいですね！！Aさんにならファンサしちゃいますよ？｣




梓｢きゃー♡よかったですね、Aさん！！｣




『はは…もうそれでいいっすよ』





梓と呼ばれた店員さんはとびっきりの笑顔でウインクをする。その後も買ってきたモノを二人で賑やかにしまいながら楽しそうにしている。





『二人は恋人なの？』



梓｢え゛？！そんな縁起でもないこと言わないで下さい！！いつ誰がどこで聞いてるかわかんないですからね？！SNSにでも書かれたら大炎上しちゃいますから！！！｣





安｢縁起でもない、は言い過ぎですよ〜｣




『(梓って人もよくわかんねぇ…)』





イケメン大好きオーラ醸し出してるけど自分が当事者になるのは嫌みたいで逆に好感が持てるわ…

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