【名探偵コナン】元FBI捜査官、日本に帰るってさ【男主】

１８ ページ19

ー




『あーぁ、また収穫無しかよ…』






昨日の夜から大阪に行って情報を集めに行った。二人の女性に会いに行ったが大した情報は無く、無駄に体力使って終わっただけだった。





『………てか、お土産買いすぎたな…』






最寄り駅に着いて自分の荷物の多さに溜息を吐く。ちゃんと寝れないまま立ち寄った土産屋で、いつも通りの量を買ってしまった。…ＦＢＩに居た頃、俺は他のメンバーよりあっちこっち行ってたから頼まれることが多かったんだよなぁ。どうしようか、この荷物







「あれー、もう元太くんも見つかっちゃったんですか？」

「うそー！！」





公園の前を通りかかった時に聞こえた子供の声になんとなく足を止める。かくれんぼをしていたのだろうか…一際体の大きい子供が公園のごみ箱から出てくる所でそこに隠れようとして出した空き缶が散らかっている





『(どんな隠れ方だよ逆にスゲー…)』





「コナンくん！ジャンケンジャンケン！！」


「あ、おう！………って、Aさん？！」




『げ…。コナンかよ』






なんと無理やり隠れていた子供の連れがコナンだった










「誰ですか？このカッコイイお兄さんは！」

「コナンくん知り合いなの〜？」

「なんかこの兄ちゃん…美味そうな匂いがすっぞ！！」



コ「うん！Aさんって言うんだぁ！Aさんそんな大荷物でどうしたの？」



『ちょっと出かけてたんだよ』




「ねぇ〜お兄さんも一緒にかくれんぼしようよ！」



『え』



「いいですねぇ！人数多い方が楽しいですもんね！」




コ「おいおいオメーら…」





「ねぇ〜お願い！」ってお願いしてくる子供達は俺を見上げ目を輝かせる





『まぁ…少しだけならいーよ』


コ「いいの？！」


「「やったぁ〜！！」」






なんか、苦手なんだよなぁ子供の事無下にするの…。少し相手したら終わるだろうし、ちょっとだけ…だからいいかなぁって





コ「Aさん、大丈夫？」



『うん、ちょっと遊ぶだけな』



コ「ありがとう」





じゃんけんする前に子供たちの名前を教えてもらった。女の子が歩美ちゃん、博識そうな子が光彦くん、一番体の大きい子が元太。







歩「じゃあいくよー？ジャーンケーンポン！！」




元「ゲゲッ！」



歩「元太くんが鬼ー！」

光「ちゃんと１００まで数えてくださいよー！」





元太以外がグーを出し一人負けし、俺は子供達と隠れ場所を探す事に

１９→←１７

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す