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story 〜124〜





降谷side





降「ッ、クソ…」





しくじった…。罠だという事は何となく気が付いていたから、同期達(アイツら)からの連絡も全部無視して外部との連絡も絶っていたんだが今、僕の隣には同じように拘束されているAがいる。





降「(誰かが護衛、してるんじゃなかったのかよ…!)」




きっと向こうでも何かあったに違いないのに、誰かを攻めたくなってしまうのはこの状況で僕が何もできない不甲斐なさからだ。まだAが目を覚ます前に薄暗い倉庫にジンを筆頭に組織の幹部達が入ってくる




ジ「気分はどうだ?バーボン」


降「あんまりいい気分ではないですねぇ…これは一体何のつもりですか?ジン」


ジ「…裏切者には制裁を」





ニヤリと薄気味悪い笑みを浮かべたジンはAに薬品を嗅がせ起こす。




ジ「起きたか」



『!!』




苦しそうに咽たAは目を開けると僕を見て少し動揺を見せた。これから起きる惨劇が容易く想像できて目を逸らす。クソ…この状況、どうやって脱すればいい…?!持っていた針金で気付かれないよう手錠の鍵穴に刺すがそう容易いものではない。そんな事をしているうちにノックじゃないならAを殺せ、だなんて





降「(最悪だよ本当…)」





針金をAの手に握らせ銃を向ける





こんな事になるなら…いっそ、ノックだとバラして僕が制裁を受けるべきだった…





銃を向けてもAは凛とした表情を向ける。その顔が、なぜだか『大丈夫だよ』と言われているようで…もしかしたら何か策があるんじゃないかって思った。






ウ「…ゼロ」




降「ッ、」






その瞬間、銃弾に倒れる組織と目くばせしているA。僕はすぐにAと共に脱出したんだ。




『はっ、はっ、ふるや、大丈夫?!』



降「こっちのセリフだ…!」



『あ、はは…やっと会えた…』




降「…っ」







なんで、こんな状況でそんなに優しく笑ってくれるんだ。僕の…僕のせいでAを巻き込んでしまったのに…!




Aを咄嗟に抱きしめた僕の身体は微かに震えていてた。怖いよ、お前を失うのは。





だけど、Aとみんなが作ってくれたチャンスだ。ここで組織を叩く!






降「走れA!!!!……アイツらを頼んだぞ」





たとえこの命が尽きようと、絶対アイツらを守ってみせる。今度は僕に守らせてくれよ、A…

▽→←▽



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あすっち - めちゃくちゃ面白くて何回も見てます、、、、、////////これからも頑張ってください! (2023年1月16日 0時) (レス) @page38 id: c04e4a05ef (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - 明里香さん» 明里香様♡本当に毎度すみません…!訂正しました!ありがとうございます^^ (2022年10月13日 10時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
(・(ェ)・)くま(プロフ) - miさん» mi様♡コメントありがとうございます!どうにか完結することができました♡読んでいただき本当に嬉しいです。まだまだ頑張りますので応援お願いします^^♪ (2022年10月13日 10時) (レス) id: 98bdb70c83 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 124話の降谷side、名前変換出来ていない箇所があります。 (2022年10月11日 21時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
mi(プロフ) - 完結おめでとうございます!いつも楽しく読ませて頂いてました!これからも頑張ってください!! (2022年10月9日 15時) (レス) @page33 id: 860db93b15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:(・(ェ)・)くま | 作成日時:2022年9月22日 15時

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