もしものはなし (ページ18)

今日:5 hit、昨日:24 hit、合計:155,876 hit

すえのりには気をつけろページ18

.

(西畑)

あ、ども。こんにちは。西畑です。
正門の高校からの友達。
学部は違うけど、大学も一緒。
いわゆるツレってやつです。

大橋「大ちゃんどこ座るー？」

西畑「めっちゃ混んでるな。」

ちなみにはっすんも高校からの友達。
一個上やけど、正直ナメてる。笑
今は二人で食堂で、座席探してるとこ。
やっぱ昼時やからめっちゃ混んでる。

西畑「あ、正門とAや。」

大橋「ほんまや！てか、7人集合やん。」

お盆を持ったまま7人のところへ向かう。

大橋「おつかれー！」

西畑「なんかいつもよりめっちゃ混んでない？」

『なんでやろうな。』

正門「ごめん、席取っとけば良かったな。」

キョロキョロあたりを見回す正門。
ほんま優しいわ。

正門「あ、あそこ空いてんで。」

西畑「ほんまや。ありがとう。」

じゃあ！と挨拶して、ちょうど2席空いてたテーブルに座る。

しばらく談笑してると、隣に男の子二人組が座ってきた。
内容がこの前女の子を抱いて〜とかまあゲスい話。笑

そんな女の子とっかえひっかえしてるような人おるんや、なんて心の中で笑ってた。

『大ちゃん！はっすん！』

笑顔で近づいてきたA。

大橋「もう行くん？」

『うん、今から練習やねん。』

チラッとみんなの方見ると、各々帰る準備をしてるらしい。

〈すみません！Aぇ!groupのAちゃんっすか？〉

さっきゲスい話をしてた男の子が声をかけてくる。

『あ、はい。そうです！』

笑顔で応えるAに気が気じゃない俺とはっすん。

お願いやからバレんといてくれ...

〈連絡先...〉

末澤「あ？？」

そこに睨みをきかせて、声もいつもより低い誠也くん登場。

あー、バレてもうた。

末澤「お前誰に声かけとんねん。」

正門「誠也くん、いつも俺より先行くのやめて。笑」

呑気に笑ってる正門登場。
お前はもう少し焦れ。笑

末澤「お前は遅いねん。」

佐野「え、〇〇？」

〈おー！お前が一向に紹介してくれへんから、自分で直接連絡先聞いたわ。〉

正門「もしかして前話してた人？」

佐野「うん。」

末澤「そんなん余計あかんわ！」

あーあ、ブチ切れてるわ。笑

『あのー、連絡先はあかんけど握手くらい...』

手を出そうとするAの腕を掴む正門。

正門「あかん！」

末澤「とりあえず行くで。佐野は後で説教や。」

佐野「えー、」

そう言って去って行った7人。
ポカンとする男の子。

大橋「君、Aは諦めやー。
そのうち末澤と正門に殺られるで。」

西畑「いや、殺られるって、、笑」

笑いつつ想像できて、背筋が凍った。

このときの男の子→モテる奴の周りが大変

　
.