家に、北山ってやつが住み着きました。

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藤ヶ谷side





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｢ふふ笑｣




横｢なんだよ、幸せ者め｣




｢何がだよ笑｣




横｢大事そうに？弁当見つめちゃってって、みっちゃん頑張ったんだね｣








朝、良かったらって、渡された弁当箱



相変わらず歪な卵焼きは、やっぱりしょっぱかった






横｢いーな愛妻弁当｣




｢……ごほっ///｣




横｢生姜焼きだ、もーらいっ｣




｢おいっ｣




横｢やっぱ美味しいね〜みっちゃんの生姜焼き｣






会社の食堂で、弁当を食べるのは思えば初めてかもしれない






横｢みっちゃん、いい子だよね｣




｢んー、まぁ｣




横｢一生懸命で、あんなに分かりやすいのに｣




｢なに？｣




横｢太輔、意外と鈍いからな〜｣







みっちゃんが可哀想！って吐き捨てて



食べ終わった食器をワゴンに戻しに行く渉







…なんだよ、可哀想って







横｢みっちゃんに、相談なら聞くよって伝えといてよ｣




｢…自分で言えし｣




横｢んーじゃあそうする｣







なんて言った渉は、会社帰りちゃっかり家にあがりこんだ







『横尾さん〜！』




横｢みっちゃん〜会いたかったよ〜｣




｢んだよお前ら……｣




横｢太輔、嫉妬すんなよ｣




｢してねーよっ！//｣




横｢みっちゃん、お酒は飲める？｣




『ん？好きよ』




横｢じゃあ良かった｣







帰りにコンビニで買ってきたつまみとお酒の缶を一先ず冷蔵庫にしまって



渉と北山はまた楽しそうに料理を始めた







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