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〇*44.〇 ページ44

北山side












電話の後、藤ヶ谷が帰って行って








『…会うのかな、結城先輩と』





『…そりゃそっか』







今にも泣きそうなくせに




強がろうとして






ふいに立ち上がって台所に向かっては





ほろ酔いを取ろうとする







「A」





『いいじゃん、別にっ』





「A…」





『…みっくんに迷惑かけないからっ、帰ってから飲むから!』





「…お前1人に出来るわけねぇじゃん」








もう、泣くなよ





あいつのことで泣くな…








後ろからAを抱きしめたのはきっと




今の俺の顔を、見られたくなかったから








『みっくん…』





『…っぅ〜』








今日楽しかったんだよって





泣きながら話すAは








今、そばに居るのは俺なのに




あいつのことしか考えていないんだ







だから気づかないんだろ




俺の体が震えてて






Aの言葉に、涙を流してることも







それでいいはずなのに





馬鹿



少しは俺も見ろよ…って








「A…」








強く、きつく、抱きしめた







〇*45.〇→←〇*43.〇



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作者名:ももみつ | 作成日時:2019年8月23日 10時

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