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Aside
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「…あれ」
誰かに呼ばれた気がして
北「わりぃ、起こした?」
「みっくん…」
私また…
「あれ、先輩は?」
『…帰ったよもう』
「…」
みっくんの頭にそっと手を置いた
「よしよし」
なんだか、みっくんが泣いてるきがしたから
「どうしたんですか〜」
「みっくんどうしました〜」
みっくんはいつもそう
何かあっても1人で背負い込んで
それが少し、寂しかったりするんだよ
「ねぇみっくん…っ?」
みっくんの温もりに包まれた
「みっくん…」
やっぱり、みっくんって温かい
「どうしたの…?」
北「ごめん…もう少しだけ、このまま」
こんなに弱ってるみっくんを見るのは
いつぶりだろう
だから余計に心配になった
何かあったんじゃないかって
「うん…いいよ」
北「A…」
「何?みっくん」
「みっくん…何かあったの?」
北「……もう、帰りな」
「え?」
そっと離れていくみっくん
「でも…」
北「ちょっと仕事で色々あって疲れてんだわ。」
「でも私みっくんのこと…放って」
北「…早く帰れよ」
冷たく言い放たれた言葉に
心配すらさせてくれないみっくんに
…変な気持ちになった
悲しみと怒りとが混じりあった
よく分からない感情
「…みっくんの馬鹿っ!もう知らない!」
みっくんなんか
ずっと1人で悩んでればいいんだっ!
勢いで、みっくんの部屋を飛び出してしまって
…後悔した
「…っ」
「みっくんのばかぁ…っ」
ガチャッて、扉の開く音がして
みっくんが来てくれたんじゃないかって
「みっく…っ……先輩?」
でも、そこにいたのは
やっぱり、藤ヶ谷先輩だった
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作者名:ももみつ | 作成日時:2019年8月23日 10時