おとなり (ページ1)

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Aside

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「みっくん？」

北「よぉ。」

お邪魔します、なんて言葉は

いつの日かなくなって

当たり前のようにソファに座り込む

こちら

みっくんこと、北山宏光くんは

私のお隣さんであり、昔からの知り合いでもある

北「これ、買ってきた」

ビニール袋にお酒とおつまみが入っているのを渡された

しょうがないな～

付き合ってあげましょう

「だぁはーっ！でね、みっくん聞いて！」

北「お前っ、ビール飲んだろっ」

お酒にはちょっと弱い私

いつも飲むのはほろ酔いくらいなのに

間違えてみっくんのビールを口にしてしまった

北「あーあー...」

「今日もねっ、かっこよかったんだよ！」

北「はいはい、そーですか」

「本当に...もう、へへ...」

北「なんで、ビールでここまで酔っ払うかね」

「なに～？」

北「なんでもねーよ笑」

本当に...今日も

今日とて！

かっこよかった

「はぁ...藤ヶ谷先輩、会いたいな」

私はあの日から、ずっと

先輩の事が好き

北「呼んでくるか？多分帰って来てるだろ」

「だ、だめっ！/////」

「いやっ、駄目じゃ...ないけど/////むりっ/////」

北「なんでだよ笑」

北「すぐ隣なんだから」

そう

藤ヶ谷先輩は

私の好きな人で

会社の上司であり、

私の、もう1人のお隣さんなんです

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