*元彼インスタ【三ツ谷隆】 (ページ31)

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男女ともに初めて話す人も多くて、少々引け気味だったこういう集まりも悪くは無いのかな、とは思いつつ

やっぱり気疲れしてしまってみんなより先にホテルの部屋に戻ることにした

髪の毛の色がすごく派手だったけど意外と優しい同級生の子、戸惑う私に声をかけてくれた先輩、初めて話したけど意外と気の合う後輩

一歩引いてみてみれば出会いはそこら中に落ちているはずで、それを拾おうとしていない自分に改めて気付く

私はどうするのが正解なのか、どうしたら三ツ谷くんから離れられるのか。こんなに面倒で手に負えないのに、これが恋なのかと聞かれたら間違いなくそうで。

通知を切っていたスマホを開くと2回ほどマイキーくんから着信があったみたいで、折り返すとワンコールで出るマイキーくんを少し面白く思う

「どこいったー、お前」

「どこでしょう」

「もしかしてホテル戻ってる？」

「……ハイ」

「来た意味ねぇじゃん」

「そんなことはないかと、」

「じゃあ俺もいくわそっち」

「え？いいよって、、えーー、、」

こちらが話始める前に切れた電話に若干苛つきながら脱いでいたカーディガンを羽織ってマイキーくんを待つことにした

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