PRINCE OF LEGEND ～Love Royale～ (ページ21)

今日:18 hit、昨日:13 hit、合計:44,489 hit

ダンス…？【朱雀奏】ページ21

______翌日。

3年生になると王子学習の一環として社交ダンスが行われる

誠一郎『今さら社交ダンスの授業など必要ないだろう』

奏『でも基礎を復習することは技術の向上につながるよ』

元『さすが奏様です！』
((先生、、なぜファーストクラスと合同なのでしょうか…女子からの視線が痛い…

((昨日連行された後、朱雀さんに近づくなと散々言われたばっかなのに！
王子学は実行委員長である私にとって必修科目なので受けないわけにはいかない

先生『それではまずダンスのパートナーを決めましょう。パートナーは授業中ずっと組むことになりますから…』

先生が言い終わらないうちに朱雀さんの元へ女子生徒が押し寄せていった

((先生お疲れ様です…

巻き込まれないように端に逃げた
((パートナーどうしよう…余った人とでも組んでもらおうかな

そんなことを考えながらぼーっとしているとポンっと肩を叩かれた

尊人『よっ』

A『京極兄…！！』

尊人『は？』
((やばい！頭の中でそう呼んでたからつい…！

尊人『お前頭の中で俺のことそう呼んでたんだ？』

A『す、すいません』

尊人『いや別にいんだけどさ…いやよくねえ竜と区別つきにくいから尊人って呼べ』

((いきなり名前呼び！！まあ本人が言うなら…

A『尊人さん…』

尊人『“さん”なんてつけんなよ気持ち悪ぃ。呼び捨てでいいよ』

A『た、尊人…』

尊人『おう！』

尊人『そういやお前1人か？』

A『見ての通り』

尊人『そっか、俺もだ』

A『え！？』
しかし尊人の後ろには明らかにこっちの様子を伺っている女子生徒が何人もいる

A『尊人は見つかるよ、断る人いないだろうし！』

尊人『ふーん、なら俺と…』
尊人がなにか言いかけたが同時にホールが大きくざわめいた
何事かと思って目をやると女子生徒の輪を抜けた朱雀さんがこちらに歩いてくる

((ん？まさか…

奏『長谷川さん、やっと見つけた』
朱雀さんが私の前で止まると周りの女子生徒からの悲鳴が上がった

((なんで…？
混乱していると朱雀さんが手を差し出した

奏『Shall we dance？』

((えええええええーーー！？！？