【男主】その男、個性:絶頂！！【ヒロアカ】 (ページ10)

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絶頂ページ10

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＼Kabooooom!!/

＼Kabooooom！！／＼Kabooooom!!/

各地で轟く爆風と爆音。

ヴィラン相手だと厳重注意だけで停学にはならないだろうし、久々に欲求不満を発散できる。

そう思いながら俺はロボを探して走り回っていた。

そんな時だった。

背後から大きな音が聞こえて振り返ると、そこには今までの敵がおもちゃに見えるほど脅威的なデカさのロボットがいた。

なんだあれ……。

あまりの大きさに一瞬怯むが、すぐに気を取り直して構えた。

「この俺が対峙した以上、スクラップだ。」

足に力を込めると、一気にロボットへと距離を詰め。そして勢いのまま飛びかかった。

しかし、いつものやり方ではロボットの装甲には傷一つ着かない。
逆に跳ね返されて地面に叩きつけられた。

くそ、硬すぎんだろ。なんて思いながら、再び体を起こしてロボットを見上げると。

俺の攻撃をものともしないで悠々と歩くロボット。

それどころか、余裕綽々といった感じで、ゆっくりと辺りのビルを潰していく。

その姿はまるで、虫を踏み潰す子供のようだ。

このままじゃ殺される。

だめだ。俺の個性は怯えたらダメなのに。

アドレナリンが切れてくると、途端に身体中が震え出した。

なんて怯えてる間も無くロボットの足が迫ってくる。

咄嵯の判断で横に転がり避けたが、爆風により散ったコンクリートの破片が体を庇った右腕に突き刺さる。

「うｯ、ってぇ……」

確実に骨が折れる音がした。

痛みに耐えられず、身体を起こすことも出来ずにその場に倒れ込む。

目の前のロボットがこちらに向かって腕を振り上げた瞬間、俺は目を瞑って死を覚悟した。

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