【男主】その男、個性:絶頂！！【ヒロアカ】 (ページ27)

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観戦ページ27

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『見られている。』

インナーで首元は隠されていても明らかに腹辺りへの視線を感じる。

ただ赤い痕跡だけなら蚊に刺されただの誤魔化しが効くが、噛み跡はさすがに言い訳できない。

そもそもこんな目立つところにつけるなんてどう考えてもおかしいだろう。

一体誰相手に……、心の中で悪態をつく。

しかしいつまでもこの状態のままでは困るため、かっちゃんの背後に隠れる。

「てめえ、な……」

なんだその服とでも言いたげな表情のかっちゃんだったが、そこまで言いかけて口を閉じて、おざなりになっていた背中部分を手で隠してくれた。

察しがいい！たすかる。

「始めようか、有精卵共!!!」

「戦闘訓練の時間だ!!!」

今日の授業内容は屋内での対人戦闘訓練らしく、敵組・味方組の2対2、2対3に分かれて行うとのこと。

ここは俺も漫画で見たことある。

でも俺が入学したことによってA組奇数になってるけど、こうなっているわけか。

なぜか実技試験に合格して、なぜか入学している俺がこんな戦闘訓練なんて、大丈夫なのだろうか。

不安しかない中、くじ引きが始まる。

オールマイトは掛け声と共に箱の中に手を入れ、ボールを取り出す。

Jチーム

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＿＿＿＿＿
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「お、爆豪！よろしくな」

「俺らのチームは3人か！」

背後から気さくに話しかけてきたのは、切島と瀬呂(せろ) 範太(はんた)だった。

俺に挨拶しているように見せかけて、目線はクソほど腹を見ている。

いやまあ、気になるよな。そら同級生がキスマ、噛み跡だらけで登場したら俺もめちゃくちゃ見るし、考察するわ。

とりあえず、腹のことは忘れよう。

「ば、爆豪 Aデス。よろしく」

「おお、あっちの爆豪とは全然印象違うな？俺瀬呂(せろ) 範太(はんた)。よろしくな！」

緊張しながら簡単に自己紹介を済ませて、雄英の施設内にあるモニタールームへと向かう。

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