帰る場所2 (ページ48)

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彼らのチームページ48

そしてあっという間に2ヶ月が過ぎ、海外に向けて飛び立つ日が来た。

3週間のうちに現地TV局の音楽番組への出演、取材、ファンミーティング、MV撮影、番組収録など盛り沢山だ。

私は彼らがホテルにいる間はほぼやる事がないので、セジンさんのアシスタントや他のスタッフさんの手伝いをすることになった。

つまり小間使いである。

ただ前にセジンさんにくっついて現場に行っていた時に知り合っていたスタッフさんがほとんどだったので気は楽だった。

SJ「Aは誰とでも上手くコミュニケーション取ってくれるから助かるよ」

「いや皆さんが受け入れてくれたおかげです」

事務所のスタッフさんは私がセジンさんの知り合いと知っていたからか、割と最初からフレンドリーに接してくれた。

その中でも特に印象的だったのが衣装のミンジュンさん。

フレンドリーというか、マイペースというか。

初対面じゃなかったっけ？とこちらが混乱してしまうくらいのフランクさだった。

MJ「A！よろしくね〜！セジニヒョンの知り合いならもう僕達も友達だね〜！」

「宜しくお願いします」

MJ「やだなぁ〜A堅いよぉ！リラァックス！楽しんでこ〜！！」

なんというか…これは…、ホソクさんを上回るポジティブマン！

ミンジュンさんはメンバーに対する声がけも、他のスタッフさんに対する声がけもみんなに対してそんな感じだった。

こうゆう人が1人いるだけで場が和むよね。

私もそんなミンジュンさんとはすぐに打ち解けた。

ただそんなミンジュンさんとは対照的な人もいた。

今だから言えるが、その人には当初苦手意識を持ってしまっていた。