帰る場所2 (ページ43)

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食卓ページ43

それから数日経ったある日。

久しぶりに全員が同じタイミングで遅くない時間に帰ってきた。

せっかくだから私も入れて皆でご飯を食べようということになり、食卓を囲む。

［席順］
NU,JM,HS,TH
　テーブル
JN,JK,YG,NJ

JM「全員揃ってしかもヌナも一緒に食べてくれるといつもにも増してごはんが美味しいねっ！」

HS「本当にそうだな！」

あぁ、私の天使達。

ジミンさんはスキンシップ多いイメージあるけど意外と女性への接し方はわきまえてる。

だから今この宿舎で安心して接することができる数少ない1人だ。

ホソクさんはいつもポジティブな発言をしてくれるので、本当に尊敬する。

メンタルケアの点でも参考にさせてもらうことが多い。

2人を微笑ましく眺めていると、ジンさんが私のお皿に勝手に料理を載せてくる。

JN「ヌナ！これ美味しい！食べてみて！」

「あ、ありがとう…」

いやこれ私が作ったんだけどね…。

JN「あ、ヌナが作ってるのか！ひゃっはっはっ！また今度作り方教えてよ！」

YG「俺も知りたい」

JN「やー！ユンギはなんで料理に目覚めちゃったんだよ！俺の専売特許脅かさないでよ！」

謎の抗議をするジンさん。

2人の間に座っているジョングクさんはごはんにがっついているが、目が合うとニコッとキラースマイルを投げてくる。

この笑顔に油断してると危険なんだよなぁ…。

慌ててジョングクさんから目を逸らす。

テヒョンさんはコーラのお代わりでも取りに行くのかすくっと立ち上がる。

先日のキス事件以降テヒョンさんは大人しくしてくれている。

ヒヤッ

「わぁっ！」

急に首筋に冷たい感触があり、驚いて叫ぶ。

テヒョンさんが新しいコーラの缶を私の首に押し付けたのだった。

ベッと舌を出してそのまま席に戻るテヒョンさん。

なんなんだ…。

首を押さえながらテヒョンさんを恨めしそうに睨んでやると嬉しそうに笑った。

ガッシャーン！

NJ「あぁっ！ごめん！」

テーブルの対極ではナムジュンさんがコップをひっくり返す。

YG「落ち着け。ナムジュナは何もするな。二次災害が起こるから」

「大丈夫ですか？」

布巾を持って片付けに行く。

NJ「ヌナ、ごめん…」

最近以前にも増してナムジュンさんのおっちょこちょいが激しくなった気がする。

疲れてるのかな？

「大丈夫！」

笑顔でそう言うと、ナムジュンさんもあのかわいいえくぼを作って笑ってくれたので和んだ。