変化 ページ41
次の日の朝、宿舎に行くとジンさん、ホソクさん、ナムジュンさんが起きていた。
「おはよう」
JN,HS,NJ「おはようヌナ！」
「皆昨日夜遅かったのに早いね」
JN「夜遅く帰ったせいでヌナに会えなかったから早く起きて待ってたんだよ！」
「え？何か用あった？」
JN「違うよ！そうゆうことじゃなくて！」
HS「ヌナに会いたかったってことだよ〜！」
こうゆうこと普通に言ってくる。
アイドルしてるとこうなるのか！？
昨日のこともあるのでいつものように聞き流すことができない。
「…」
NJ「ヌナ？大丈夫？」
恥ずかしくなって俯いているとナムジュンさんが顔を覗き込んでくる。
NJ「ヌナ、顔赤いけど…」
「あぁっもう！なんなの皆して！距離感近いし言ってることが普通に恥ずかしいんだよ！」
HS「ぬ、ヌナ？」
今まであまり大声を出さなかった私がいきなり叫んだので皆びっくりして見ている。
やってしまったと思い急いでキッチンに逃げた。
JN「ね、ねぇ。今のヌナ見た？」
NJ「見ました」
JN「あれって、照れてたよね？」
HS「照れてましたね」
NJ「照れて顔赤くしてました」
JN「ヤバい…めっちゃ可愛いんだけど」
NJ「破壊力ハンパないです」
HS「ナムジュナが言うと物理的に何か壊したみたいになるからやめたげて」
キッチンで皆の朝ごはんの支度をしているとテヒョンさんが起きてきた。
TH「あ、ヌナ…」
「おはよう！」
TH「おはよう…」
昨日のことがあるが私は努めていつも通りに挨拶した。
一方気まずそうなテヒョンさん。
「昨日は余計なこと言ってすみませんでした」
私から謝る。
「勝手に好きでいるって言われてるんだから放っておけばよかったんだよね。でも…片想いのベテランだった先輩として、最後にもう一回だけ忠告させて。本っ当にツラいからね！それでもいいならもう勝手にして！」
リビングにいる3人には聞こえないよう話しているので小声だが、圧を込める。
「あと！いきなりキスするのはなし！次やったらグーパンチするからね！」
TH「グーパンチ…。ふっ、ははっ！」
吹き出すテヒョンさん。
やっと笑った。
良かった。
TH「ありがとう、ヌナ。昨日は本当にごめん」
そう言ってハグしてくる。
「いや、だからそうゆうのやめて…」
TH「キスはしてないもん〜」
そう言って私の頭に顎を乗せてくる。
本当に…怒る気力を削ぐのがうまい人っているよね…。
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作者名：よぞら* | 作成日時：2021年12月1日 14時
