帰る場所2 (ページ25)

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怒られる長男長女ページ25

宿舎に戻るとテヒョンさんのみならず、メンバー全員からこっぴどくお叱りを受けた。

TH「本っ当に心配したんだからね！」

NJ「まったく…ジンヒョンがまっ先にルール破ってどうするんですか！」

YG「やっぱり俺もついて行けばよかった」

HS「俺が病み上がりで行けない時に買い物になんて行くから！」

？

JK「俺が寝てる間に！ジンヒョンずるい!!」

ん？

JM「まぁまぁ。2人とも反省してるみたいだし…」

JN,A「ご心配おかけして本当にすみませんでした！」

中には？な意見もあったが、全面的に悪いことには変わりないので平謝りだ。

ただジンさんがタクシーでかなり落ち込んでいたので、原因は私にあることを強調して説明した。

「ルールを破ったのも私がテヒョンさんにお願いした結果であって…ジンさんは悪くないんです。本当にごめんなさい」

もう一度1人で頭を下げる。

JN「ヌナ…」

JM「はいっ！こうやって謝ってくれたし、幸い何も被害はなかったわけだから！この件はこれでおしまいでいいよね？ナムジュニヒョン？」

NJ「…あぁ。わかったよ」

ナムジュンさんめっちゃ不機嫌そうだけど。。

まぁ、仕方ないよね。

他のメンバーも渋々といった感じで散らばっていく。

NJ「あ、ヌナ。仕事の件で打ち合わせしたいから後で作業室に来て」

不機嫌な感じのまま言われる。

「あ、はい…わかりました」

自然と敬語になった。

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あー怖いよ〜…。

私は今、作業室の前で呼吸を整えている。

よしっ！行くぞ！

コンコンッ

NJ「どうぞ」

「失礼します！」

部屋に入って恐る恐るナムジュンさんの様子を伺う。

いつも座る椅子に腰掛け、黙ったまま俯いているナムジュンさん。

「あの…ナムジュンさん？」

NJ「…本当に…心配してたんだ。俺だけじゃなく、皆。ヌナに何かあったらどうしようって」

「あの…その件については本当に…」

NJ「本当にわかってる？ヌナのことが…大切なんだ。これ以上傷付いて欲しくない」

真っ直ぐに私の目を見て言うナムジュンさん。

その目があまりにも力強くて、私は思わず目を逸らしてしまう。

「…気をつけます」

NJ「…ごめん何度も。ただ、俺の気持ちもわかって欲しかったんだ」

そう言ってナムジュンさんは少し眉を下げて微笑んだ。

心配かけちゃったな…。

それからナムジュンさんはいつもの雰囲気に戻り、一緒に仕事をこなした。