恋人みたい ページ8
Aside
愛華「ちょっ、A！あんたどうしたのよ！」
「えっ？何が？」
直哉と登校し始めた朝、学校に着くと愛華ちゃんが慌ててやって来た。
愛華「前川よ、前川！恋人みたいに登校してきて！あんた神野先生は！？」
「……ふふ、それはいいの。ていうか直哉はちゃんと幼馴染みだから」
愛華「えっ？ど、どういうこと？」
「どうもこうも…元々は一緒に登校してたんだし、元に戻っただけ。人の目を気にしてばっかりじゃダメだし」
元々一緒に登校してた、なんて小学生の時の話だけど。
これでいいの。そう、これでいい。
男子「おっ、先生はよー！」
「！」
神野「おう、おはよ」
先生、と聞こえて思わず反応してしまった。
愛華「……なんだ、しっかり反応してんじゃん」
「そう簡単には忘れられないの。本気だったんだもん」
愛華「なら無理に忘れようとしなくていいんじゃないの？」
「……戻れるうちに戻らなきゃいけないんだよ」
愛華「ふーん……でも前川を利用しようとするのはダメなんじゃない？前川が可哀想だよ」
「……うん、分かってる」
私がそう言うと、愛華ちゃんは満足そうに笑った。
愛華「まあAにはAなりの考えがあるんだろうね。何かあったら相談しなよ？」
「うん、ありがとう」
そう言って愛華ちゃんは自分の席に戻っていった。
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スガ - 麦カケさん» 初めまして。コメントありがとうございます。更新したりしなかったりの作者ですが、満足して頂けるように頑張っていきますので、これからも暖かく見守ってくださいませ。 (2021年1月5日 18時) (
レス) id: 412a05d814 (このIDを非表示/違反報告)
麦カケ(プロフ) - こんばんは、初めまして。とても面白いです！先生と幼馴染の言動にときめきながら読みました(´｡･. ･｡)* 作者様にとって無理のないペースで更新頑張ってください！ (2021年1月2日 22時) (レス) id: ea0439ca7f (このIDを非表示/違反報告)
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