･･･わかった、待ってる。 ページ18
.
.
.
涙が止まらない私に、
先生はゆっくりと言葉をかけた。
.
二宮「そんなに泣かれたらさ、
離れたくなくなっちゃうでしょ(笑)」
.
「だっ、て･･･
離れたくないんだもんっ。。」
.
.
先生を困らすだけって、
そんなこと、私が一番わかってる。
.
でも、涙が止まんなくって。
離れたくないって気持ちが強くて。。
.
.
二宮「んー、じゃあ。
顔、あげてくれるかな？」
.
私が顔を上げると、
突然感じた不思議な感覚。
.
二宮先生の顔が、
すぐ近くで。
.
やっと自分の状況を、
理解することができた。
.
.
二宮先生が離れた。
.
いつの間にか、
私の涙が止まっていた。
.
.
二宮「あっ、泣きやんだじゃん。
Aはさ、笑顔じゃなきゃダメ。
俺がいない間、泣くなよ？」
.
「///もう泣きませんっ！」
.
二宮「ふふっ、いい子♪
じゃあ、メールと電話。
ちゃんと毎日すっからな？」
.
「わかりました。
･･･せんせ？」
.
二宮「ん？」
.
私が最後に確認したいこと。
.
.
「///私のこと、好きですか？」
.
二宮「･･･好きじゃない。
って言ったらどうする？(笑)」
.
「なっ///
からかわないでくださいっ！」
.
二宮「うそうそ(笑)
･･･好きだよ、A。
じゃあ、行ってきます。」
.
「///行ってらっしゃい、先生！」
.
.
先生は搭乗口の向こうに行って、
見えなくなってしまった。
.
･･･まだ、キスされた感覚が残ってる。
.
.
１年間の辛抱だもん。
絶対に耐えてみせるもん。
.
.
･･･せんせ？
.
.
.
.
やっぱり私、今でも先生が好き。
.
.
私は出口に向かって歩き出した。
.
来年の今頃、きっとまた。
.
.
この場所で、
笑いあってるよね。
.
.
空港を出たら、
桜が咲き誇っていた。
.
･･･去年はこの時期に、
先生のこと好きになったんだ。
.
.
空を見たら、
飛んでいく、一つの飛行機。
.
あれはきっと、
先生の乗ってる飛行機。
.
.
せんせ、さよならじゃないもんね。
また、会えますもんね。
〜ｆｉｎ〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 37人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ザモザモ(プロフ) - ｍｅｌｏｎ虹さん» ｍｅｌｏｎ虹さん、コメントあいばとうございます！完結しましたよ♪わかりました！二宮先生のいない間の主人公ちゃん。次から書いていきます！･･･時間はかかるかもですが、よろしくおねがいします♪ (2013年8月15日 18時) (
レス) id: 10d26a6276 (このIDを非表示/違反報告)
ｍｅｌｏｎ虹(プロフ) - 完結おめでとうございます！凄くよかったです！！二宮先生がいない一年間の主人公ちゃんと、再会した後の二人を書いてほしいです！！ (2013年8月15日 18時) (レス) id: 727c8687b4 (このIDを非表示/違反報告)
ザモザモ(プロフ) - にぃさん» にぃさん、コメントあいばとうございます！わかりました！二人のあま〜い恋愛模様を書いていきたいと思います！ (2013年8月15日 18時) (レス) id: 10d26a6276 (このIDを非表示/違反報告)
にぃ(プロフ) - その後について続編書いて欲しいです！ (2013年8月15日 18時) (携帯から) (レス) id: 03e98cf7be (このIDを非表示/違反報告)
ザモザモ(プロフ) - 舞さん» 舞さん、コメントあいばとうございます！思い伝えちゃって、ついに完結！･･･ですが、続編を作るかもです！応援、よろしくおねがいします♪ (2013年8月15日 17時) (レス) id: 10d26a6276 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ザモザモ | 作成日時：2013年8月10日 0時
