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． ページ13

だからこそ惨めに感じた
　
　
「アンタはいいよね。温かい食事に寝床、保障された安全…何不自由なく過ごしてきたアンタには私等みたいな奴の気持ちなんてわかりっこない」
　
　
これは完全な八つ当たりだった
　
　
明日どうなるかわからない生活を送ってきた気持ちなんて理解できない
　
　
「連れていく？どうせ…『わかるよ』…はっ？」
　
　
『わかるよ、2人の気持ち』
　
　
「…偽善者ぶるな。わかりっこない」
　
　
何故か目を見ることができず逸らしてしまった
　
　
『私さ、生まれてすぐに家族に捨てられたんだよね』
　
　
「えっ、、」
　
　
『…だからわかるよ』
　
　
Aの声が震えていた
　

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作者名：あーちゃん | 作成日時：2022年10月6日 0時

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