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『………』


「…悪い」
 
 
あの(・・)王賁が謝っている
二度と見れない姿かもしれないと誰もが思っていた
 
 
『…今回は許してあげる。看病しながら眠りこけた私も悪いし』
 
 
飛信隊から戻ってから王賁の元へ向かい、付き添っていた番陽と交代し、いつの間にか眠ってしまったA
 
 
「つい…」
 
 
『ついって、王賁はさ、未来の王家を継がないといけないのよ?こんな得体の知れない私なんかと変な噂が回ったらどうすんのよ』
 
 
「…構わん。父上も、お前を認めている」
 
 
『はぁ…』
 
 
「諦めろ。若君も殿も、お前を逃す気はないようだしな」
 
 
関常の言葉にガックリと項垂れた
 

紫伯、再び→←温もり



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作者名:あーちゃん | 作成日時:2022年10月6日 0時

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